先週、ホークスの日本一に沸いていたその陰で、極々局地的な業界に激震が走った引退宣言をご存知だろうか?
宣言の主はこのお方。
どこぞの格闘家、などではない。
写真に添えてある通り、「天才時計師」フランク三浦氏である。
その名を冠したブランド時計「フランク三浦」でその名を広く知られる巨匠。
当スタジアムの『フランク三浦 桃魂2015モデル』という名機の生みの親である。
そのフランク三浦氏の突然の引退は、Twitter上で発表されたのであった。
その「公言」とは、10月15日に発表されていたこれ。
スワローズの日本一に己の進退を賭けると宣言したフランク三浦氏。それは一時の気の迷いなどではない確固たる決意であったようで、スワローズが日本シリーズで敗れ去った翌未明に、前掲の引退宣言となったのである。
もちろん、多くのユーザーから即座に引退撤回を望む声が湧き上がったが、フランク三浦氏はその信念を曲げることなく、現在受注中のモデル限りで生産を終了、そして在庫限りでの販売終了を宣言したのであった。
結果、「毎年ニューモデルをリリースしたい…」という密かな願望を込めて、わざわざモデル名に「2015」と入れた当スタジアムの『フランク三浦 桃魂2015モデル』は、初号機にして最終モデルとなってしまったのである。
いまだうず高く積まれている2015モデルの在庫の山を直視せず、「2016モデルはどんなデザインにしようか…?」と脳内お花畑的に楽しんでいた妄想は夢と消え、まずは両手首、次いで両足首、しまいにゃ首と、年を追うごとに『フランク三浦 桃魂モデル』の装備を増強してゆく、という野望は潰えたのだった。
とは言え、もし「フランク三浦のオリジナルモデルを作ろう」などという無謀なアクションが1年遅かったとしたら、『フランク三浦 桃魂モデル』は日の目を見ることができなかったわけで、当スタジアムの名を刻んだ名機を世に送り出せた事は、大いなる僥倖と言うべきであろう。
前述の通り、今生産中のものと在庫限りで市場から姿を消し、ぼやぼやしていると間もなく手に入れる事が出来なくなってしまう「フランク三浦」は、ご存知の通り当スタジアムに山ほどある。
お持ちでない方はもちろん、お持ちの方はスペア用として、来月のクリスマスに大切なあの人へのギフトとして、年末の忘年会のビンゴ大会などの景品用に、いつかの高騰を夢見ての投機用として、あるいは今お持ちの「フランク三浦」が故障した際のパーツ取り用として、ぜひこの機会に当スタジアムの『フランク三浦 桃魂2015モデル』をどうぞ。
…と、フランク三浦氏引退に寄せて、便乗で宣伝させて頂く。
ひょっとしたら、最後まで「フランク三浦」在庫をもって販売しているのは当スタジアムになるかもしれない懸念と、在庫を捌ききる前に当スタジアムが廃業を迎える懸念も少なからずあるくらい、しつこいようだが現時点では在庫は潤沢にある。
「買おうと思った時にフランク三浦はなし」であり、「買いたい時が買い時」なのは家電も腕時計も同じである。
思い立ったが吉日的な衝動的お買い上げを、心よりお待ちしている。
追加生産が出来ない、今ある在庫限りとは知りつつも、『萌える桃魂』名誉団員勧誘活動という名目の、著名人への『フランク三浦 桃魂2015モデル』の押し付け活動も、引き続き精力的に行ってゆく所存である。
あの方やこの方とお揃いの『フランク三浦 桃魂2015モデル』を腕に巻いての皆様の当スタジアムへのご来場を、引き続き心よりお待ちしております。