【QVCのミニストップ ~桃色席種レビュー'15~】 | 監督のささやき戦術
 テレビ通販にコンビニが参入!!、みたいな話題ではもちろんない。

 この前の日曜日、QVCマリンフィールドで今季より新設された席種に座った話をさせて頂く。

 
 「マリンフェスタ」というイベントが開催されたこの日。 
ボード
 対戦カードはVSイーグルス
 簡単な試合レポはこちら

 小雨が降ったりやんだりの中、無事に試合は行われたのであるが、事前の週間天気予報ではこの日の予報はずっとよろしくなく、最初から屋根のある席で観戦つもりだったこの日。

 ただ内野自由の2階席の上の方で見るのも芸がないな、と調べているうちに発見したのが、今季から新設されたこのシート
遠景
 「ミニストップシート」である。

 位置は2階席の三塁側、かなりレフト寄りの端の方
 もともとあった座席のところにひな壇を組んで作られた、一種のボックスシートである。

 ちょうど同行者のいる観戦であったので、ペアシートの方のチケットをゲットしたのであった。


 寄りの画像。
近景
 ご覧の通り、ちょっとしたステージくらいのサイズがあるひな壇が組まれている。

 この席種、下2段がペアシート2×6組の都合12席
 上2段が5名用のボックス席×4区画

 お値段はペアシートで7500円、5名ボックスで17500円(いずれもベーシック設定日の価格)だが、4月5月はお試し価格だそうで、6月以降いくらになるのかは不明。


 このシートの最大の特色はこれ。
シート
 テントや寝袋など、アウトドア用品を手掛けるメーカー「LOGOS」製アウトドア用チェアを採用しているのである。

 座面も広く、背もたれもあり、何よりも柔らかいので、座り心地は実に良い

 2名用のペアシートはこれが二つ横並びに置いてあるだけなのだが、5名用ボックスはこうなっている。
5名用
 前掲の椅子が2脚と、ベンチ型の長椅子の組合せで、テーブルも設置されており、グループ観戦にはなかなか良さそうな作りである。

 椅子は固定ではなくただ置いてあるだけなので、自由に動かすことが出来る。

 
 2名用にはテーブルはないものの、目の前には柵が設置されており、椅子を前に出せばこんな感じでもたれかかる事が出来る
座り

 イーグルス名物の全選手タオルを応援時に掛けとくのに便利であった。
タオル掛け
 ちょっと風が吹いたら吹っ飛んでゆくが…。


 ちゃんとドリンクホルダーも付いている。
ドリンクホルダー
 見たところ保温・保冷素材で出来ているようである。

 寒くてとてもそんな気分ではなかったのだが、ここにドリンクを差したいがためだけに、売り子からビールを購入。
るーびー
 手袋をしてビールを飲む、なんて経験はあまり記憶にない…。

 で、ドリンクホルダーにぶっ差したらこんな感じ。
セット
 素材がゴワゴワしているので、事前に手でしっかりほぐしておかないと入らない
 その分、ホールド感はめちゃくちゃある、というかなかなか抜けない…


 今回の席は「ミニストップシート」のひな壇の一番下の段で、目の前は通路だったのだが、ひな壇自体に十分な高さがあり、前を人が行き来しても全然気にならず、視界も開けていてなかなか快適な観戦環境であった。

 人工芝を敷き詰めた足元も広く、荷物を置いても十分なスペースが確保できる。

 ずっと座っていてもお尻や背中が全く痛くなることのない座り心地の良い椅子は、例えば贔屓チームがワンサイドゲームでぼろ負けしてたり、泥仕合で無駄に試合時間が長い時などは、そのまま昼寝に移行できそうな快適さであった。
 この日は寝たら凍死しそうな寒さであったが…。

 レフトポール寄りにあるためダイヤモンドは若干遠いが、元々マリンの2階席はさほどフィールドへの遠さを感じないので、特に気にはならなかった。

 一人3500円(お試し価格)が高いか安いかは見解が分かれるところかと思うが、ゆったりのんびり観戦したい方にはお勧めできる席だと個人的には思う。


 出来立てほやほやの新席種ゆえ、あまり知られていないのか、あるいは取り扱いがミニストップかローソンのみというのがネックなのか、この日の「ミニストップシート」は、5名ボックスは4区画のうち3つ埋まっていたものの、ペアシートは5/6が空いていた…、つまり自分達以外に誰も利用者がいなかったのであった…。

 お試し価格終了後の正規価格がいくらなのか次第ではあるが、結構新しい観戦体験が得られたこの「ミニストップシート」、機会があればまた利用したいと思う。


 球場観戦の際に、座る席を「必ずここ」と決めておらず、あちこちをふらふらするのが好きなので、今後も様々な球場の様々な席種を試してゆきたいと密かに思っている。

 
 ご存知の通りの狭い場内、バラエティに富んだ席種はない当スタジアムではあるが、引き続き皆様のご来場を心よりお待ちしております。