みなさんごきげんよう
記憶に残っている先生は
何名かいるのですが、
その時に教えていただいた言葉で
今でも覚えているものがあります。
その先生は、
両国高校の時の担任で
古文の先生だったのですが、
昨今の若者の言葉遣いを憂いだのか、
こう教えてくれました
「何か頭にきたりした時でも、
『むかつく』とは言わずに、
『むげなり』と言うようにしましょう。」
むげなり(無下なり)とは、
古語で「あまりにひどい、あんまりだ」
などという意味ですが、
私たちが直接的な言葉を使わずに
出来るだけ美しく
その時の気持ちや憤りを表現できるようにと
教えてくれたのだと思います。
これ以来ずっと
この単語は頭に残っていますし、
同級生と話す時は今でも
「それは、むげなりだったね~。」
などと会話で使ったりしています
大人になった今、
出来るだけ美しい日本語を使いたいなと
改めて思う今日この頃です
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