わたしは、いわゆるグルメな人ではありません。
たいていのものがおいしく感じられます。
実家の料理は、うすあじ。
塩分控えめ、油も控えめでした。
母いわく
「おいしいもの」よりも「体にいいもの」を重視していたそうです。
ま、体にいいものをおいしく作る人、たくさんいますけどね。
うちの味は、病院食に近かったのかも。
だから、みんながマズイといったふだんの給食も
なんだか普通に完食してたんですよね。
あんまり食事自体に、固執しないので、
食にこだわる人を見ると、すごいな~と単純に尊敬してしまいます。
人間度が高いというか、文化度が高いというか。
勝谷 誠彦さんは、おいしいものしか口にしたくないので、
おいしいものが食べられそうにないなら一日一食でもナシでもいいらしいです。
わたしからすると驚愕ですよ!
一日三回、ごはんが食べられることが私にとっての幸せですからね。
間食をやっとこさ断っている身からしたら、
ありえない・・
わたし、獣に近いんだなあ。
でも
そこまでして、食にこだわる人は、幸せなのかな
なんて考えたりもします。
おいしいハードルが低いと、この世はおいしいもので満ちあふれているんです。
おいしい~、て幸せを感じる回数が圧倒的に
グルメの人より多いです。
グルメじゃないわたし、幸せ~
という話を夫にしていたら
「探究するのも楽しいんだよ。」
と言われました。
あれ、そうなの?
わたしは、たま~にミシン踏んでなにかを作りますが、
たしかに、絶対に買ったほうが安上がりだし、仕上がりだってキレイ。
なのに、手作りするのは、
作っている時間のワクワク感や完成後の達成感が、あるからです。
完成までの経過を楽しむ、それと同じ感じなのかな?
「どこのお店がおいしいのかな~。
どうしたらおいしくなるのかな~。」
て試行錯誤して、発見した時のよろこび!
食べる時だけじゃなくて、そういう楽しみが
グルメな人にはあるってことなのね。
夫の解釈だと。
ふぅむ。
まあ、おいしさに、こだわりがないと
誰かに手料理をごちそうするのは
苦手になってしまいますね。
自分はおいしいと思ってるけど、ほかの人はどうかな~なんて
心配になってしまいますもん。
すごくおいしいと思って、これまで晩ごはんにしていた
アクアパッツァを夫に
「なまぐさい」と言われた今日の夜に。
おいしくはないけれど、健康にいい食事はたぶん作れているはず!