ブルースピネル(アメリカ産) | NORTHERN SPIRIT

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☆ Historical products for Early Medieval ☆

こんにちは。

 

突然ですが、スピネル(尖晶石)が好きです。

 

 

 

Crazy Sphinx Mine
Helena, Helena Mining District 
Lewis and Clark County
Montana, USA

 

全体の大きさは

31mm×22mm×15mm

 

母岩とのバランスがいい感じだったので

ヤフオクでお迎えしました。

 

 

 

 

母岩に埋もれていますが、綺麗なブルースピネルです。

冬イメージの標本だな……と思いながら眺めています。

 

 

 

スピネルといえばミャンマーやヴェトナム産の

赤やピンクのものが有名ですが、

Mindat で見てみると、わりと世界中で採れるんですね。

上記の石もそうですが、

モンタナ州のクレイジースフィンクス鉱山産のスピネルは

灰色がかった青色が多いようです。

 

 

スピネルは私の好きな鉱物 TOP3 の一つ。

名前は「棘」を意味するラテン語からきているそうですが、

尖晶石という和名もいいですね。

ちなみに、TOP3 の他の二つは蛍石と菫青石(アイオライト)です。

 

 

中世イングランドで「騎士道の鑑」と謳われた

エドワード黒太子(ブラックプリンス)が戦の勝利に貢献したお礼にと

スペイン王ペドロ1世(青池保子さんの『王城 アルカサル』の主人公)

からもらった「黒太子ルビー」が実はレッドスピネルであるという話は

有名かと思います。

 

ルビーとスピネルは同じ酸化鉱物に分類されるものの

結晶形が異なるので現代なら簡単に見分けられますが、

中世の頃はまだよくわかっていなかったのでしょう。

 

 

話は戻りますが、

好きな鉱物 TOP5 にするなら、

水晶と方解石が加わります。

バリエーションが豊富な鉱物たちなので、

出合いがあれば色々集めてみたいです。

 

 

北方碧 (JAMIE)