前回の続きから
雁の巣の前日に雨で流れた対長崎戦の試合は、すぐさまその週の平日のデーゲームに組み込まれました。
当然告知をする時間もなく、アイランドリーグとレッドワーブラーズ公式サイトで変更の公示があった以外ではファンは知る余地もないものでした。
すでに追いつめられていたRWの先発投手は、その雁の巣で唯一好投した渡邊隆洋。
期待されて徳島から移籍し、当然のように開幕投手を務め、先発ローテーションに入るものと思われた彼は、シーズン間もなく不振に陥りました。
投げても投げても打たれ、走者を溜めては一発を浴びる。
いつしかローテーションから外れ、真面目な彼のその表情は苦悩の面持ち。
暗い顔で試合に現れるところをたびたび見かけていました。
このまま彼が立ち直る機会はないのだろうか・・・そう思った矢先の復活でした。
久々の先発でしたが、フライとゴロを打たせる経済投球!6回2/3まで投げ、満塁で降板。後続の森辰夫がナイスリリーフで3者残塁に打ち取ります。
打撃陣は初回に國信貴裕が先頭打者ホームラン!
その後は走者を出すものの、なかなか点にならない中、さらに主砲・中村真崇が6回先頭でホームランと渡邊を援護します。
結局この2発が決め手となり、RWは零封にて勝利しました。
当然ながら、スタンドはガラガラなのですが・・・ほとんど告知が行われなかったわりには82名ものお客さんがいらしていたのは驚きでした。
2009/9/16 福岡RW2-0●長崎S
この時、まだいける!心でガッツポーズしたわたくしです。
次の鳥栖での香川戦はとんでもない展開が待っていました。
先発投手は最多勝が狙えるか?という位置に来た森辰夫。
しかし普段どちらかと言えばあまり立ち上がりのよくない彼は、智勝にタイムリーを打たれ、初回2点を献上。
彼も疲れがピークだったのかもしれませんが、四球や味方のエラーなどもあり4回までに5失点。
もはやこれまで、ほぼ試合が決まったかに思いました。
が・・・
対する香川先発投手の上野啓輔。長身から投げ下ろす速球が売りなのですが、どうにも制球が定まらない。
シーズン中からどうもこの傾向がみられたのですが、この日は特に・・・初回は四球二つ、陽耀華のタイムリーだけで1点で抑えます。その後は4回まで失点もなく、今日も香川の横綱相撲かと思われました。
5回の裏。
先頭打者はシーズン途中から相次ぐ野手の怪我により、投手から外野手としてポジションについていた倫太郎から。
この倫太郎に対し、上野はストレートの四球を与えます。
打順は先頭に戻り、國信貴裕にも連続四球。2番の増田康弘はピッチャーゴロで打ち取ったかと思われましたが、投手の送球エラーで免れ、倫太郎生還。2点目。
このあとの3番荒川大輔の打席の間にやってはいけないワイルドピッチ!
これで國信も生還。3点目。
荒川のレフト前タイムリーで増田も生還。4点目。
上野投手、自滅により降板。高尾健太登板。
4番の中村真崇はショート併殺崩れとなり中村は1塁に生きます。
5番の陽耀華に対しては手元が狂ったかぶつけてしまい、6番トモは粘って四球。
押し出しで中村生還。5点目。
7番大野武洋に対しては打ち取ったかと思われましたが、サードのエラー。
8番はあまり当たっていなかった富岡拓也でしたが、今度はこの打席でパスボール!
陽が生還し、6点目。
福岡6-5香川。ついに試合をひっくり返します。
その後もRWは3点を追加。
森はこれに気をよくしたのかにわかに立ち直り、8回まで無失点にて投げ切ります。
最後は守護神の角野雅俊がしっかり断ち切りました。
2009/9/18 福岡RW○9-5●香川OG
優勝するチームというのは信じられないような勝ちゲームがあるものだ。
そんな言葉を思い出していました。
この試合の後、チームは最後の力を振り絞って、翌日の高知デーゲームに出発します。
高知戦の先発は、マントルこと徳永雄哉でした。スコアから確認する限りですが、6回までは試合を作ったほうではないかと思いました。
ただ、RWの打撃陣は高知の先発投手・伊代野貴照にねじ伏せられ、加えて味方守備陣のエラーなどもありこの試合は落としてしまいます。
2009/9/19 高知FD○8-2●福岡RW
重い重い1敗・・・
そしてRWメンバーを乗せたバスは翌日佐世保へ。
この試合で最後が決まる・・・事実上の最終決戦でした。
(5)につづきます。