不可解な解任 | 野球って本当に素晴らしい

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「長崎セインツ・長富監督が解任されたらしい」

こんな話が流れてきたのは昨日のことでした。

火のないところに煙は立たずとはよく言ったもので、こんな重要な話が噂レベルで広まるはずはないとわたくしは思いました。

公式サイトの掲示板では、発端となった書き込みから動揺、怒り、失望が多数寄せられ、そのたびにスレッドごと削除されるといういたちごっこが続いていました。

これだけの騒ぎになっているにも関わらず、球団サイドから肯定も否定もありません。

まもなく管理人氏から掲示板=公式ファンサイトの閉鎖が告げられました。

その時、わたくしはこの話が真実らしいことを直感しました。

サッカーではこういう早期の解任は珍しくないようですが、野球としてはあまりない例です。

近々を辿っても、NPBではオリックス監督でアイランドリーグの創始者でもある石毛氏が2003年開幕早々に解任された例があったくらいです。

セインツは過去にもリーグ加入の初年度、河埜監督が前期終了と同時に投手コーチだった岡本氏(現横浜ベイスターズコーチ)と共に解任されたことがあります。

この時も、確かに強いとは言えなかったものの、確実に力をつけてきており、河埜イズムが浸透しはじめていた矢先だったので、首を傾げざるを得ませんでした。

アイランドリーグの真の定義を改めて確認すると、「育成」であり、順位争いは決してメインではありません。

松井宏次選手を楽天に送り出し、土田、酒井投手などのNPBから注目を受ける選手を手掛けた長富監督の手腕が「不振」の一言で解任されてしまう。

おそらく、真の理由は不振などではなく、別のところにあるのだと思います。

しかし、時期が時期だけにスポニチなどの大手スポーツ紙にも取り上げられていました。

イメージダウンは避けられず、今後の集客にも影響がでるかもしれません。
セインツをよく知っている温かい方々は足を運ぼうと考えても、普通のファンの方は度重なるトラブルにうんざりしていると思います。

公式ファンサイトでは長富監督の人柄を慕う書き込みが随所に見られ、人としても手本になる方でした。

長富監督のようにプロとしての実績は申し分なく、NPBでの指導経験も豊富にあるという方が独立リーグに来ていただくというのは、実はかなり困難なことだそうです。

実際のところ、BCリーグですら、指導者探しはなり手がなく、たいへんな苦労だそうです。

九州地区が森山良二監督(元・福岡RW、現・楽天コーチ)、長富監督のようなハイレベルな指導者を確保できたのは、幸運ではなかったのでしょうか。

また、これからセインツの指導者になられる方はいらっしゃるのでしょうか?

この不安定な状態は単にセインツだけではなく、アイランドリーグ全体、ひいては独立リーグ全体のイメージを下げていることを、オーナー氏は推して知るべきだと思います。