彼の死球の数を見てください。
二桁を数える選手はリーグでも彼を含めて5人しかいません。
なんともよく当てられます。
独立リーグですから、リアルにあたった音が聞こえたりして恐怖だったりするのですが、キャプテンは平気で立ち上がって塁に行きます。
痛くないからではないんです。あれだけ当たれば普通に痛いと思います。しかし、そういうそぶりを見せないのが國信流です。
今年、彼が香川の選手と守備上で交錯した事がありました。遠目だったのでよくわからなかったのですが、走者の足が当たったようでした。
そのとき、彼は完全にうずくまってしまい、しばらく起き上がってきませんでした。
普段ご覧になっている方によると、「あんなに痛がることはめったにない」そうで、よほどひどい状態だったんだと思います。
しばらく中断したものの、その後も休むことなく出場していました。
もともと守備には定評があります。
それを印象付ける映像が、福岡で放送されました。
今季のはじめ、中江信投手(10月退団)を特集したNHKの番組が放送されたのですが・・・
5月23日の愛媛戦で最終回、ランナーを背負った中江。
その最後の強いライナーをジャンプ一番、素晴らしい守備で救ったその人こそ、國信キャプテンでした。
中江投手の明るいほっとしたような笑顔。
対照的にナイスプレーを驕ることなく、当然かのようにクールな面持ちベンチに戻るキャプテン。これぞプロという振る舞いが素敵でした。
傷だらけになりながらも、自分のプレースタイルにこだわりを持ち続け、チームのために熱くなれる男、それが國信貴裕だと思います。