あとアウト3つに迫った9回の表。
しかし、勢いは止まらず、香川打線が浦川に襲いかかります。連打に次ぐ連打。
とどめに香川・ブライス選手に逆転の2ベースを打たれてしまいました・・・
3アウトを取ったときにはすでに151球。
12-9で悪夢の逆転負け・・・言葉にならず私はただ呆然とするしかありませんでした。
なぜか勝った試合よりも、この負けた試合がとても印象に残っています。
浦川大輔だからこそ、すばらしい投球をするのが当たり前であり、そしてより高いものを求められるからこそでしょう。
それゆえ、自分はこの試合が印象に残ったのかもしれません。
その後、三試合に登板したあと、故障が再発。もともと福岡に移籍する時点でも故障を抱えていたらしいことを知りました。
今シーズン途中で復帰はしたものの、長いイニングはこなせず、ヒヤヒヤしながら投球を見守ることになりました。短いイニングでも思い切り投げたい気持ちは伝わってくる。そんな気迫はこもっていました。
そしてシーズン終了と共に、彼は福岡を退団し、再び愛媛の地を踏むことになりました。
孤独で寡黙で、時おり激しさを見せる、でも心優しい自由人で、何か天然なところがある憎めないキャラクターでした。
彼がもう1年野球を続けることを決めた以上、自分のためにボールを握ってもらいたい。楽しいだけではプロにはなれないでしょうが、でも彼には楽しく野球してもらいたい。
福岡を離れてしまった今も、心から願わずにはいられません。