クローバー3月に行った「東北旅シリーズ」ビックリマーク
今回は第6弾です爆笑
 
 
 
午後14時
盛岡に向かう途中
まだ会津にいた私はそこで
 
見てはいけないものを見てしまったのです…!
 
 
 
福西本店(国登録有形文化財)
 

 
19世紀後半から20世紀前半に栄えた福西家
100年ほど前に建てた蔵と商家建築が現在も残されています
 
大変手間のかかるといわれる黒漆喰を多用した贅沢な外観ですビックリマーク
 
 
 
 
当然吸い込まれるようにして敷地内に入ると
「開館中」の文字がアップ
 
 
 
 
「国登録有形文化財」
これはもう入るしかないでしょうラブ
カメラのバッテリー残量が心配だなあせる
 
 
 
敷地内には大きな蔵が2つもビックリマーク
こちらは「炭蔵」といって現在は炭火焼きの飲食店になっています
元々は炭や綿を貯蔵しておく蔵でした
 
 
 
黒漆喰のテカリといい
黒で統一された蔵の美しいことキラキラ
 
 
 
 
鍵穴ひとつとっても意匠が施されています
 
 
さて、本店へ入ってみましょうビックリマーク
 
母屋廊下部分
母屋だった部屋が見学受付場所となります
 
 
 
それにしても大店の繁栄ぶりが伺えますビックリマーク
 

 

 
福西家一族が生活した母屋部分
 
それでは大商家・福西家について少しご説明しますニコ
 
 
300年の歴史がある「福西家」のルーツ
 
福西家は第六十二代村上天皇(10世紀半ば)の皇子である
具平親王(ともひらしんのう)の血を引く赤松氏という豪族の子孫と伝えられています
 
 
 

赤松氏は播磨国(現在の兵庫県)に勢力を持っていましたが

戦国時代に入ると衰退しました

 

 
 

その一族が室町時代に戦功をあげて大和国高市郡(現在の奈良県)に領地を得て繁栄し

福南・福東・福西・福北の4つの姓に分かれたということです

 

 
 
釉薬を塗った瓦は雪で割れにくい寒冷地仕様
 

堺(大阪府)にある藤井家という大きな商家の手代となった一人が福西家の始まり

 

 

 
 

18世紀に入り八代将軍吉宗の時代に初代伊兵衛が会津へ入り

それ以来歴代の福西家は商人として活躍キラキラ

 

明治時代にはさまざまな物産を扱う問屋業に加えて

味噌醤油・漆器など手広く商売をしました

 

 
母屋蔵
天井も高く、かなり広いビックリマーク
使用人が住み込んで作業をする場所でした

 

 

こちらの母屋蔵は

定期的に芸術家などの展覧会を開く

「福西本店ギャラリー」の場でもありますキラキラ

 

 

 
 
訪れた3月下旬は
福島県三島町在住のアーティスト・半沢政人さんの作品が展示されていましたキラキラ
なんと準備中にもかかわらず、半沢さんご本人が案内してくれました
恐縮あせる
 
 
 
一つのゴミも出さずに切り出された紙の造形作品は
光と音と会津地方の映像で彩られていきます
 
 

 

幻想的な世界が

母屋蔵の中で繰り広げられます

 

 
 
蔵の中に入ってくる灯りが
一旦和紙で受け止められて
透き通るような抽象的な灯りに変わります
 
 
 
もはや別世界…
 
 
 
コロナ禍だからこそ
人を癒やすアート作品を発表し続けたいとおっしゃっていた半沢さん
会津に来て半沢さんの作品を観る機会が持てて本当に良かったキラキラ
 
 
仏間蔵
福西家のご先祖を祀る部屋
 
 
座敷蔵
庭に面しており、福西家居住スペースでもあり
お客様をもてなす場所でもありましたニコ
広いですポーンビックリマーク
多い時で7世帯が住んでいたこともあるそうですよ目
 
 
そして右に見える立ち並ぶ襖
ここは開けても壁だとかポーン
奥行きを見せるためにわざとこのようにしてあるそうです
そんなことしなくても十分広いですってばあせる
 
 
 
 
福西家は数多くの貴重な美術品を集めており
屋敷内の至るところに飾ってありますキラキラ
 
 
 
審美眼があればよいのですが…あせる
美術品を見て「これは○○ですね」と一度でもいいから言ってみたいものです
 
 
 
 
同じ一階にはお客様が滞在する「数寄屋」があります
 
 
 
数寄屋1階
お客様が滞在するだけあって美術品も目を引きますキラキラ
 
 
虎渓三笑【こけいさんしょう】
 
 
虎渓三笑(こけいさんしょう)の故事
 
中国・廬山の東林寺に住んでいた晋の慧遠(えおん)法師は
訪ねてきた陶潜(淵明)と陸修静の2人を見送る際に
話に夢中になって、日頃渡らぬようにしていた虎渓を渡ってしまい
3人で大笑したという故事
 
 
その時の大笑い?
 
 
 
価値のある美術品がひっそりと置かれています
 
 
 
数寄屋2階
 
こちらにも大きな屏風絵ビックリマーク
美術品は季節で入れ替えているそうですニコ
 
 
 
2階から連なる座敷蔵・母屋蔵が見えます
まるで「犬神家の一族」の世界…ビックリマーク
 
 
 
もちろんお庭も望むことが出来ますが
街中なだけにビルが借景となっていましたあせる
 
 
 
再び一階へ
数年前まで福西家の方が住んでいた母屋
一般公開するにあたって
すべて障子戸の紙を抜いてガラスをはめ込んだそうです
そのせいもあってとても広く感じますキラキラ
 
 
 
大正らしいモダンな灯りラブ
撮らずにはいられないビックリマーク
 
 
 
何やら和歌が貼ってありますが
喉から手が出るほど解説がほしい…!!
 
 
 
 
こちらに貼られている和歌も
 
 
 
 
この雀ちゃんだって
 
 
 
 
素敵な欄間だって
 
 
 
 
細かい螺鈿の工芸品だって
 
 
 
 
きっとほぉ〜ビックリマークと唸るようなストーリーが隠されてそうなんですよね
 
 
ちょっと心残りではありましたがあせる
いい加減そろそろ盛岡へ向います!!
 
 
会津から4時間のドライブが始まるのであった…ガーン
次回はいよいよ盛岡編!!
 
 
 
 
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