今年は「ネット断ち」の習慣を | 真面目に脱線話@リンガランド英語塾

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英語や芸能など、思いついたことを適当に書いていくという、そういうブログです。

インターネットが私たちの生活に必要不可欠なものになってきました。



とくに都市部についてはネット環境がどんどん充実してきて、駅やカフェやホテルなど、至る所でネットをつなげることができるようになっています。



また、一昨年は東日本震災のあと「絆(きずな)」の大切さが叫ばれ、つながることの大切さが意識されるようになりました。



震災では電話が寸断されましたが、携帯電話やスマートフォンが大活躍し、とくにツイッターなどのSNSが評価されるきっかけになりました。ツイッターは私も利用していますが、たしかに情報収集のツールとして優れていると感じます。



つながることは震災によってさらに評価されました。。


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最近、私が懸念しているのは、つながっていないと不安になるという現象が以前よりひどくなっている気がすることです。



前回ご紹介した記事では、夜から朝まで携帯電話やスマートフォンを使わないだけで生産性が上がった例をご紹介しましたが(→過去ログ)、かなり前から、とくに子供や若い人どうしの携帯メールで明らかになっています。



携帯電話によってメールが気軽に出せるようになって、すぐに返信しないと人間関係が壊れるといった強迫観念にかられる人たちが出てきました。



どんな人でも孤独にはなりたくないものです。



もともと人は協力しないと生きていけないので、「つながりがなくなる」という奥底には「死」につながる本質的な恐怖があります。だから、一度つながりを持ってしまうと、それを断ち切るのは難しくなり、最後は中毒のような状態になることもあります。



普通の人間関係なら中毒などありえませんが、ネットのつながりならありえます。なぜなら、現在の環境であれば四六時中つながっていることが可能だからです。つねにつながっていられるという環境がつながりがない状態が不安という心理を加速させ、ついには、つねにつながっていないと不安という心理状態を生み出してしまうわけです。


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たしかにコミュニケーションは公私において大切ですが、このために抜け落ちてしまうことがあります。それは自分との対話です。



以前、本ブログでも「何もしないこと」の大切さについて述べましたが(→過去ログ)、自分と対話するのは、今ここには誰もないという孤独な状態が必要です。誰もいないからこそ、自分に問いかけ、自分なりの判断、そしてその根拠を時間をかけて考えることができます。



また、コミュニケーションにおいても、「さっきのあの言い方は正しかったのか」「相手はなぜあんな言い方をしたのだろう」などと、距離を置いて考える機会ができます。独りになる時間があってこそ、コミュニケーションはさらに進化するものです。



大切なことがさらに2つあります。



1つは自分の過去を考えるということです。



人間は繰り返す動物です。その場その場で短時間に適切な判断をするのは面倒で難しいので、過去の経験、多くの場合、成功体験から「こうしたらいい」という経験則を1つ決めるからです。



でも、それが経験則が最も適切であるとは限りません。それどころか、何度失敗しても私たちは過去の成功体験から何度失敗してもそれを繰り返してしまうのです。



それを断ち切るには、成功体験ではなく、失敗体験というべきものを私たちは掘り起こさなければなりません。失敗を掘り起こすことで、その中に「間違った経験則」というものをあぶり出すことができます。それさえできれば、私たちは少なくとも失敗の繰り返しを避けることができます。


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もう1つは、私たちがふだん意識していない自分の考えを掘り起こすことです。



それを私たちは「無意識」「潜在意識」などと呼ぶのですが、そういったものは一度立ち止まって、じっくり自分を観察することでしかあぶり出すことができません。


本ブログではcreative thinkingの大切さをしつこいように強調していますが、creative thinkingはそういったふだん意識していない自分の考えをあぶり出すという作業が決定的に重要です。



続きます。



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