【嗅覚反応分析基礎2】物理学の面白さを垣間見る! | Ligne4 Aromatique リーニュ・キャトル アロマティック / メディカルアロマ・サヴォニエール

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NARD メディカル アロマアドバイザー / Savonnière (サヴォニエール) の中山弘子のブログです。「植物の癒し」と共に生きています。

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こんにちは!

メディカル・アロマ・アドバイザーのヒロコです。

 

「嗅覚反応分析 基礎講座』の受講備忘、今回はその2回目!

授業内容をどこまで記事にして良いのかわからないので、サクッとまいります!

 

嗅覚反応分析とは・・・

8種の香りを嗅ぎ好みの順に並べ、その結果をチャート化することで体質をわかりやすく簡単に視覚的に表します。

 

今回は以下について。

  • 古代元素
  • 陰陽イオン
  • 電荷・無電荷
  • 物理学とIMチェックとIMチャート
  • 法規、禁忌事項

※受講直前にテキストが変わり内容も変化していて、物理に関しては随分削除されていますが、旧テキストにある物理の説明箇所が面白いので、記載しておきます。

 

Four elements representation ja.svg
アリストテレスの理論による四元素の関係図 wikipedia commons

 

古代元素

 

万物の根源をなす物質という概念。

物質が何からできているかという疑問は東西問わず古代からあり、それぞれの文化圏で体系がなされた。

 

西洋(四大元素エレメント)…火、水、土、風

東洋(陰陽五行)…木、火、土、金、水

インド(ドーシャ)…ヴァータ(空風)、ピッタ(火水)、カパ(水土)

 

エレメントは占星術、陰陽五行は四柱推命や風水、ドーシャはアーユルヴェーダでそれぞれ活用されていますね。

 

 

<縦軸>陰イオン・陽イオン

 

イオン… −(マイナス)に帯電しており、たくさんの電子を持つこと。余った電子を他の分子に譲ることができる。活動状態は落ち着いている(沈静)。

イオン… +(プラス)に帯電しており、電子が足りないので、隣り合う分子から電子をもらう働きをする。活動状態は活発。

 

<横軸>電荷・無電荷
 
電荷…分子内に電気的な偏りがある分子。周りから影響を受けやすく、馴染みやすい傾向。協調。
無電荷…分子内に電気的な隔たりがない分子。反応がなく、馴染みにくい傾向。自立。
 
物理学とIMチェックとIMチャート
 
自然界に見られる現象には、人間の自分勝手な解釈に偏らない普遍的な微視的(ミクロ)と巨視的(マクロ)の法則がある。
嗅覚反応分析では巨視的現象(人間)と微視的現象(芳香分子)をつなぐ理論を目指す。
 
人間の感覚を自然言語であらわすのは難しく、物理学的に数式や数値で正確・簡潔にあらわすために「匂いの好みの関数化」をするのがIMチェック
 
数…ローズの香りはどのくらい好き?(表現するのが難しい)
数…好きな香りの順番を並べる。(順番をつける⇨物理学的に統計が取れる)
 
IMチェックからIMチャートへの展開
 
論理的分類…イオンマトリクス図に分類された化学物質の特徴の共通点から、臓器の働きやホルモンなどを論理的に分類。解剖生理を基に、心理傾向、症状、健康法などを論理的に予測。
統計的分類…IMチェックを基に心理傾向、症状、健康法などを統計的に予測。
成分的分類…イオンマトリクス図に分類された化学物質の成分比率や特徴から精油や食品などを成分的に予測。
 
具体的なIMチャートには「心と体」「体内時計」「臓器分類」「症状分類」「食品」「ストレスケア」などがあります。
 
面白いですねー。
香りを嗅いだだけでこれだけ予測可能になるのですね。
 
例として興味深かったのが「肩こり」。
友人が「ジムで体を動かしているんだけど、肩こりが辛い。」と悩んでいた。
「何が原因で肩こりになっているんだろう?普通は血行不良だけど、ジムで動かしてるし。。。」と思いながら、香りを嗅いでもらいました。
 
嗅覚反応分析をしたところ左上が数値がMAXの15。右下は5点。
 
下表を見ていただくと、香りを嗅いでもらった結果が同じ肩こりでも、原因がそれぞれ違うということがわかります。
 
 
  • 左上の香りに反応した肩こり・・・冷えや老廃物が溜まって筋肉が凝り固まるのが原因
  • 右上の香りに反応した肩こり・・・悩み、頭痛などで筋肉がこわばるのが原因
  • 右下の香りに反応した肩こり・・・交感神経が活発すぎる、筋肉疲労などが原因
  • 左下の香りに反応した肩こり・・・自律神経の乱れから筋肉が固まるのが原因
 
これは本当は肩こりの原因が左上(冷えや老廃物)なのに、右下(筋肉疲労)だと勘違いしている状態なのではないかと予測できます。
 
もちろん私は医師ではないので、断定も治療もできません。
 
嗅覚反応分析はあくまでも「IMチャートを正方形にすることで心身のバランスを整える」ことが目的です。
 
「IMチャートを正方形にすることで肩こりを改善できるかもしれない」
それが嗅覚反応分析士としてアドバイスできることです。
私の嗅覚反応分析での予測が、少しでも予防医学のお役に立てたらと思っています。
 
だからこそきちんとしっかり薬機法や禁忌事項を学んでいます!
 
というわけで、2回目の講座はこれにて!
 
11月22・23日は「嗅覚反応分析応用講座」を連チャンで受講します。(有給使います)
それまでに色々とまとめて整理しておかないと。。。
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
 
【関連リンク】一般社団法人 健康包括支援協会
 

香水今回もありがとうございました音譜
私がお世話になっている「東京メディカルアロマスクール ホリスキュア」です。✨✨

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