いすみの古刹をたずねて | ビッグスクーターのある生活

ビッグスクーターのある生活

スカイウェイブで房総を中心にツーリングする中年リターンライダーのオートバイライフ

大原でランチが済んだ頃には日差しが出て来たのでインナーダウンを脱ぎました。

さて、大原と言えばいすみ市。いすみ市には場所が中途半端でなかなか訪ねられない古刹があります。

治承4年(1180)に挙兵した源頼朝が、「相州石橋山の合戦」で平家との戦いに敗れ、安房国へ逃れて、再起をかけて各地の豪族に平氏討伐の檄文を書いたとされる長福寺です。
長福寺入口

この仁王門の仁王も足の悪い人にとっての信仰の対象になっています。
仁王門

仁王門を入ってすぐ左にある巨木が「筆掛けの槇」。
筆掛けの槙
頼朝が檄文をこの木の傍らで書き、筆をかけたのが由来だとか。

そして本堂
本堂

本堂には文化財の平安時代後期の作である漆箔づくりの薬師如来像があります。
薬師如来像

そしてもう一つが初代波の伊八の欄間彫刻。
\バンッ/
龍の欄間
すごい迫力ですね。彩色もいい具合に残っています。

ここは住職が煩い事を言わないので、非常にゆったりとオープンな環境で見る事ができます。

実は厨子の下にも伊八の彫刻(波と亀)。これなんか普通に触れますよ(触らないけど)
厨子の波と亀の彫刻

そして本堂の向拝部分の屋根になぜか逆立ちする獅子がいるんですね。
逆立ち獅子瓦
その理由を聞こうと思っていたのですが、住職が留守でした。

そしてもう一つの見所、ビックリするぐらい巨大な硯が展示されています。 スペックは130cm×95cm、厚さ13cm、1トンだそうです。
巨大硯

この硯乾いていると青っぽいのですが水に濡れると赤っぽく色が変化するんです。

それで両脇から水をかけて変化を楽しむという趣向になっています。

なぜ「硯」なのかというと、さきほどの筆と合わせて、源頼朝が絡んでいるんですね。

源頼朝が千葉に逃げてきたときに、この寺で檄文を書くのにに使った硯がすばらしかったので、このお寺に「硯山」と山号をつけたということです。

そしていすみ市と言えば、友人の牧場がある所。当然、帰りにご挨拶にうかがいました。
村田牧場

朝採れた牛乳をホットでいただきました。美味い!
朝採れの牛乳

さて、日の高いうちに帰りますか。遅くなると寒くなるからね。

15時40分頃、無事に帰宅しました。
メーター


本日の走行距離:238.4km
本日の燃費:29.5km/L


みなさんに全ての良き事が雪崩のごとく起きます。

ポチッとしてもらえると嬉しいです。にほんブログ村 バイクブログ ビッグスクーターへ

$ビッグスクーターのある生活-Tシャツ