午前中の仕事が思ったより時間がかかったので、
午後から気軽に出かけられる場所にしました。
近くの水郷の街、佐原には行ったことがあるのですが、
まだここには行ったことがありません。
タイトルのとおり皇族が祈祷を行うことで有名な香取神宮です。
普通は国道51号を行くのですが、
なんとなく裏道の県道44号を使いました。
県道44号は畑の中を抜けていく田舎道ですが、
道幅もそこそこあり、渋滞もないので安心して使えます。
東関東自動車道の香取佐原ICを通り過ぎて数km
香取神宮に到着です。

一旦大きな駐車場に停めたのですが、
大鳥居の前にも駐車場があるので、そちらに移動しました。

鳥居をくぐって参道を歩き始めたら左手になにやら掲示板が。
どうやらこの古道の先に有名な「要石」と「奥宮」があるようです。

これが要石。長い石の棒でなまずの頭を抑えているのだとか。
石の棒の先端が見えているということのようです。

さらに進むと昔は薬草とかを育てていたのでしょうか?
それっぽい花畑を通ります。

旧参道に突き当たりますので、拝殿と反対側に向かって
ぐるっと回り込むように進むと奥宮がありました。

階段を上って鳥居をくぐると20m程の参道があります。
本宮側と違ってひっそりと風情があるたたずまいです。

お参りを済ませ、旧参道を通って本宮に向かいます。
立派な門がありました。

門をくぐったすぐのところに手水場がありました。

手と口を作法に従って清めますが、ここの柄杓は小さく、
1回で柄杓を清めるところまでできませんでした(苦笑)
少し歩いていくと朱色が映える「楼門」が見えました。
ちなみに楼上の額は東郷平八郎 筆だそうです。

寺社なら仁王様がいるところが、 神道だとこんな感じ。


楼門をくぐると正面に元禄13年建立の拝殿が目を奪われますが、
ちょっと振り返るとそこに狛犬がいました。

よく見るとこの狛犬、珍しい木彫りでした。

さて改めて重要文化財の拝殿です。
さすがに神道の総本山だけあって立派。
かやぶき屋根に黒塗りの木材、皇室との関係を表す
菊の御紋が金貼りで輝いています。
向拝虹梁や、破風の彫刻に施した塗装も素晴らしいですね。

参拝した後、拝殿をぐるっと回って本殿を見ます。
まぁ予想通り本殿は結界の内側でよく見えないのですが、
本殿も立派です。本殿側は北になるのか屋根に草が生えていました。

さらに進むと拝殿の脇に重文の看板がありました。
おおい、本殿だけやないやろう。拝殿とセットやっちゅうねん。

さて、お参りも済んだので、拝殿の隣にある宝物殿に入ります。
拝観料300円。重要文化財や国宝の鏡もありますが、
半分は海軍奉納のものが大量に展示されていて、それが全く神道と関係ない。
というか、狭くて展示物も多くないので、すぐ見終わってしまいます。
展示物で唯一の国宝の鏡です。

これで香取神宮を出ます。
続いて水郷の街佐原の油茂製油のラー油を買いに行きます。
ところが佐原は道が狭く、原付ならともかく、
でっかいスカイウェイブを路駐できる場所がありません。
仕方なく、500円也を払って駐車場に停め、歩いて油茂製油に向かいます。
高いラー油になってしまいました(苦笑)。
ちょうどジャージャー橋が放水していたので、寄り道しました。

創業350年の老舗油茂製油。

帰りは51号に向かいましたが、しばらく走ると渋滞が続いていたので、
大栄ICを過ぎたあたりで、多古方面へハンドルを切り、
結局県道44号線で帰ることにしました。
日が暮れてきて1時間も走ると体が冷えてきますね。
かじかむほどではないですが、薄手のグローブだと指先が冷たくなりました。
ナックルバイザーを早く手に入れないとだめですね。
最後まで読んでくださったあなたに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます。

