ガンダムは人類の進化論
■昨日の記事
、アスタリスクを入れておいて注釈を付けるのを忘れていました。
大まかに言うと「ガンダムは人類の進化論」というのは、
19世紀ロシア(旧ソ連)の神学では、
「人類は宇宙へと進出する事で進化できる」考えがあったが、
古代人が言語を操れなかったものが現代の私たちは言語を自在に操っているのと同じで、
ニュータイプの先読みやテレパシー能力は人類が宇宙へと進出した事による
人類の進化の一途なのではないか」
という考え方。
種は「遺伝子操作」による絶対的能力の顕在化。
確かにヒトは日常生活においては本来の30%程度(だったかな?)の力しか出していないと考えられ、
それが見られる場合を「火事場のバカ力」などといったりします。
しかし現在のところ医学的なものでさえも遺伝子操作研究は疑問視されていますから、
種の設定は生命倫理的にタブーと言わざるを得ず、現実性に乏しい。
ましてやどの遺伝子をONにすればどうなるか等全くといって良いほど解明されていないというのに
絶対的な力を得る事など夢のまた夢。
比べて1stはあくまで「ちょっとしたエスパー」であるとし、宇宙進出による可能性を描いた物。
最近では超高額であれやっと一般人にも宇宙への道が開けてきたし、
20年後に火星移住を目指すプロジェクトも始動している
。
SFの中にもリアリティを求める古株ガノタに取ってどちらが良いかは明白です。
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種死をちょっと見直した件
こんばんニャ。(茉莉ちゃん 風)
暫く休んでしまいましたが何事も無く更新。
この間のBS夜話「まるごと!機動戦士ガンダム」、やっと全部見終わりました。
で、結局種死に関するレビューは後回しにしてる私なんですが、
これを見た事で少し種死を見直す事が出来たのでそれに関して一筆。
正直言って、種死のパクリっぷりには私も他の古参ガノタに等しく、怒り心頭でした。
それはMSに留まらず、シナリオまでもが一年戦争の構図をトレースしている事も要因でした。
しかし、43話だったでしょうか。
「デスティニー計画」の大まかな情報がキラやラクスの口から語られました。
それは「(遺伝子操作により)生まれながらに人が役割を持つ世界の実現」。そういったニュアンス。
本質は能力の無い人間を淘汰していくいわゆる「選民思想」ですが、
これは、デュランダルは単なる危険思想の持ち主であるという認識しかなかった私には少し評価すべき展開でした。
しかしながら、この時点ではBSアニメ夜話の内、富野インタビューまでしか見ていなく、
夜話に関しては脳科学者の「ガンダムは人類の進化論」(*1)というプレゼンテーションに感動を覚えており、
まだ「いずれ、NT関連で作りこみのある1stにはまだまだ種は劣るな」ってなモンだったんです。
ところがこの後最後まで見て、
デギン公王は建国の際ジオン・ズム・ダイクンの遺志を継ぐように見せる為
「宇宙移民は人類のエリートである」としたものの、
実態は凡人集団で単に士気を上げる為の方便でしかなくなっていった経緯を再認識。
つまり実際はエリートでもない少数勢力と物量に勝る勢力がぶつかったのだから、
元々結果は明白であった。
ところが種というのは、本当にザフト側は人類のエリートといわざるを得ない設定。
一年戦争風に言うとニュータイプに当たる存在(本質はそれどころではない)。
ともすれば、「もし列記としたエリート軍団と凡人軍団の戦争だったら・・・」
というIfを具現化しているようにも見え、そういう意味では面白い。そう思ったのでした。
まぁ、結局は1stありきでの評価って事になりますが、
もしそういうところを古参ファンに見せたかったというのなら好評価かも。
そういえば44話?(今週の(たぶん45話)はまだ見てません)で、
Gパンツァーを利用した偏向ステーション、ダイダロスってのが出てきましたが、
あれは種の兵器として一番良かったんじゃないかな。
ジェネシスなんかはフレーム交換とかは少し現実味があるにしろ形状はソーラレイだったしね。
あと、戦略的に盲点となる拠点の裏側から撃つって演出もまぁまぁ悪くない。
そんな感じで段々見直しつつある種死ですが、
しっかりオチを付けられるかが最後評価を分かつ重要なポイント。
もうちょっと生暖かく見守ります。
ところでBSアニメ夜話で、スーパーロボットとリアルロボットの定義の話がちょこっと出てましたね。
曰く、作品として「リアルな戦争が描かれている物」がリアルロボット、
そうではなく「何故か順番に現れる敵をヒーロー的存在が倒す」といった物がスーパーロボットなのだそうで。
つまりウルトラマンみたいな奴がスーパーロボットって事ですか。
スパロボとかやってるとどうしても装甲が厚そうでゴツイのがスーパーロボットとか考えがちですけど、
実際の境界線が分からなかったりしてたのでこれは目から鱗。
って事は昨今のスパロボでは
オリジナルキャラクターが「リアル系」「スーパー系」と区分されて存在する訳ですが、
その表現は本当は正しくない、って事になりますね。
因みにエヴァ
は・・・スーパーだろうか・・・?
結局分かりづらいのもあったりして(;´Д`)
ボン太くん、ホントに出てきました ねw
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Animation_Quality≠Comic_Quality
閑話休題。DVD規格云々の前にもう1投。
色々ありましたが
昨日の昼頃Amazonの注文、届きました。
商品が「24時間以内」と表示されたのは3日前の23時の事だったので
24時間というのは誇張がありますが実質1営業日程度で届いているんじゃないでしょうか。
ウチみたいな地方の山奥にもこのくらいの期間で届くってのはまぁ評価すべき。
さて、開封して真っ先に驚いたのはニニンがシノブ伝、
えらいビッグサイズ
いやー・・・もっと詳細調べてれば問題なかったんでしょうが、知らなかった為に驚きました。
ウチの本棚はこのサイズには対応してないぞ(汗
- 赤松 健
- 魔法先生ネギま! 11 (11)
- まぁ気を取り直して、早速ネギま(11)から読みました。
私はマガジン等定期購読紙といった物を読まない人なので毎回単行本を心待ちにしているわけですが、
以前どこか(個人サイト)のアンケートで「佐倉愛衣」ってキャラが結構高順位にいて
私は知らないキャラだったのでかなり気になってたんですが(ネタバレ記事は見ない主義なので)、
その人気の理由がなんとなくわかった気がします。
一緒にいるグッドマンも然り。(名前だけ見たときは男だと思ってました)
キャラと言えば、届いたのを早速開封して表紙を見たとき、
「ぉ・・・なんだこの着物でキツネのキャラは・・・(萌)」
なんて思って何ページかめくったらお察しの通りでしたorz
よく見るとカモが乗ってるじゃんかorz
それにしても、本当に面白いですね。ネギまは毎回買って損をしない。
以前のBlogでも書いたんですが、ネギまは戦闘がアツイ。
赤松作品では(たぶん)初の本格バトルものですよね。
まず予備知識というか下調べが凄いと思います。
あそこまで詳細に設定され、また描写にそれが確実に生かされ、
そこらのアニメーションに負けない流れるような戦闘は見入らない人などいない。
あれを単なる萌え漫画と見下して見ない人など勿体無いとしか良いようがないです。
そんなコンセプト上でも赤松作品という事で、と萌え要素を怠らない、
むしろ相まって単なる萌えにとどまらせない魅力を感じさせる素晴らしい出来です。
赤松氏は自身の日記で、
>戦闘が増えてから一般人の読者層が増えて、もう「萌え」の需要はなくなってきているのかなぁ
等と懸念されていましたがそんな事はなく、
見る人によって如何様にも魅力を見出せる。そんな漫画のような気がします。
- 古賀 亮一
- ニニンがシノブ伝 (1)
次、ニニンがシノブ伝(1)
正直に言って、アニメには劣るなぁと感じました。
ありますよね、アニメだと面白いけど原作は微妙ーってヤツ。そんなタイプです。
決して面白くない訳じゃないんですが、
アニメ
でも時折感じた「笑いの質」のムラが漫画で更に目立ってるんですよね。
それに、元々アニメーションで面白かったのは、
一つに「声優人が豪華」であった事、
それが全くミスマッチでなくベストマッチといって良い最高の組み合わせだった事。
二つに、「笑い」の質には色々ありますが、
あの「笑い」には紙面である原作では表現しにくい
「ノリ」「流れ」といった物が必要不可欠であった事などが挙げられると思います。
よって残念ですがこれに関しては購入を1巻だけにしておいてよかったという結果に。
因みに前述の魔法先生ネギま!は逆にアニメーション
がズタボロでした。
明確にここが悪かった、というのが難しいくらい原作とのギャップが多すぎたと感じてるんですが、
まずあの髪の色に度肝を抜かされた人は多いんじゃないでしょうか。
それから・・・これはあの人数だと仕方ないかな、という気もしますが
声が合わなかったと思ってる人なんかも多いんじゃないでしょうか。
一人ならともかく、3人4人不自然さを覚えちゃうとダメなんですよね~あぁいうのって。
なんせ原作スタートだとどうしても自分の中に世界を持っちゃってますからね。
あとはアニメという限られた枠内での放送って事であらゆる局面で説明不足になってしまう事や、
批判を呼んでいた作画の崩れもありますよね。これは赤松作品では大きいマイナス要因だと思います。
後はパンツ(テレ東規制)なんかもありましたね。
まぁ、とにかくアニメと原作のクオリティは必ずしも=でない、と言うことですね。言わずもがなですが。
アニメから原作に入る時は気をつけましょう。
- 古賀 亮一
- ニニンがシノブ伝 (1)
- ハピネット・ピクチャーズ
- ニニンがシノブ伝 1
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