You and I can (not) be "Genius" -27ページ目

You and I can (not) be "Genius"

喰人のブログ。。。

大好きなアニメのことや、毎日の生活などの話題が中心です。

たまーに自作小説を書いたりします


さて、今回もやってまいりました。
喰人くんです!!

さぁ、また性懲りもなくうpしちゃいますよ!www
只今絶賛題名募集中です!!

まだ前のを見てない人はさきにそちらから!!

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「フジワラ ミスズ、ねぇ…」
俺は被害者の家を後にし、隣に座る律に向かって半ば独り言のように呟いた。
「さっきの様子じゃ、今思い出したって感じだったな。報告書にもなかった名前だし、本部で探してみるか。」
「そうね、お願い。」
律はまたも、思案顔で生返事を返してきた。
「それにしても、あの親子は確実にシロだな。特に妻の中谷純子の方は、あれが演技ならハリウッドでも通用する。」
「ちゃんとアリバイもあるしね。」
「まぁ、それも確認しにいかなきゃならんワケだがな。」
俺はハンドルをきって純子のいう惣菜屋に入った。
店内には、いかにも野次馬根性丸出しの青年がやや興奮気味に熱く語ってくれた。
内容はともかく、中谷純子がその時間に惣菜屋にいたのは確実そうだったので、まだ興奮冷めやらぬ青年を置いて店を出た。
「次は天野修か…」
俺はタクシーと化した自慢のクルマを走らせ、容疑者の自宅へと向かう。
その間に本部へと連絡し、件のフジワラ ミスズを調べてもらう。
「ええ、フジワラ ミスズです。漢字までは解りませんが、多分藤原道長の藤原に、美しい鈴で美鈴かと。…はい。お願いします。…分かっています。必ずこの事件は解決してみせますよ、二階堂警部。」
失礼します、と短く結び、俺はそそくさと電話を切った。
「まだあのオジサンが苦手なの?」
クスクスと笑いながら律が言う。
「どうも合わなくてな。」
「そぅ?私は結構気にいってるケドな。」
「そりゃあのおっさんはお前の前じゃ鼻の下伸ばしたただのエロじじいだよ。」
ウンザリしながら俺は答えた。
「そういえば、現場の様子をもっと教えてくれない?」
「ん?現場なら見たじゃないか。」
「だって私が行った時にはもう鑑識さんとかが色々持って行ってたからあんまり解らなかったもん。」
「言い訳かよ…まぁいいけど。」
信号で止まったタイミングでメモを繰る。
「被害者が倒れてたところは覚えてるか?」
「ええ。ソファとテレビの丁度間よね。」
「ああ。テレビはビデオが停止された状態だったらしい。で、死因は前も言ったけど後頭部に殴打痕があったことと、被害者の周りに割れた花瓶があったことから、何者かに背後から花瓶で強打されたと考えられる。」
「それ、聞いてない。」
信号が切り替わる。
俺はゆっくりとアクセルを踏み、クルマを走らせた。
「そうか?ま、後は大体同じだ。…お、見えたぞ。」
天野修の自宅は、白を基調としたやや洋風のスマートな家だった。
俺は少し気後れしながらも、インターホンを押した。
『はい。』
ハッキリとした、凛と響くいい声だった。
「刑事の初音、といいます。今回の事件のことでお話しが。」
俺が言うと、やや間が空きガチャリと鍵を開ける音がした。薄そうな扉の割に、やけに重い音だった。
扉の奥から出てきたのは、長身で軽く痩せた、かなりの二枚目だった。
パッチリと開いた二重の瞼に、線の細いシャープな顔。
顔の彫りは深めで、鼻は西洋人の様に高い。
真っ黒な髪に、軽く青みがかった瞳が、更に西洋人らしさを際立たせている。
「初めまして、天野修です。」
ニコリと笑うと、両の頬に笑窪が覗く。
いかにも女性ウケしそうなイケメンだ。
これで勉強も出来る?
ふざけろ。神のパラメータ配分はとことん適当らしい。
「この事件を担当する初音です。」
「神谷です。」
律も珍しくお辞儀をする。
流石イケメン。
選ばれし者は違うね。
「どうぞ、お入り下さい。」
汚い家ですが、と付け加えてイケメンな主は俺たちを家に迎え入れた。
お約束というかなんというか、家の中はこれでもかという位に整っていた。
少なくとも、俺の家の数千倍は綺麗だ。
イケメンは家の中までイケメンだったのか。
それにしてもこのイケメン好青年はニコリとした笑顔を崩さない。
ずっとニコニコしっぱなしだ。何がそんなに愉快なのか教えて頂きたい。
「では、早速ですが、事件のあった時、あなたは何をしていましたか?」
イケメンくんの出してくれた極上アールグレイを啜って、俺は訊いた。
イケメンくんは軽く笑うと、口を開いた。
「残念なことに、アリバイはありません。事件のあったとされる時間の直前までなら友人と食事に行っていたんですがね。」
全く残念そうな声ではないが、目の前のイケメンは、イライラするような微笑をペーストしたまま言った。
「そうですか。では、被害者が殺されるような理由に心当たりはありませんか?」
「ありませんね。彼は人当たりも良かったですし、患者さんも大事にしていましたから。」
そこで意味ありげな笑いを浮かべ、彼は
「まぁ、その前は知りませんが。」
とも口にした。
「その前?あなたは何を知っているんです?」
「さぁ?どうでしょう。まだ仮説の段階です。それに、僕のような素人が口を挟んでもきっと混乱されるだけでしょうから。」
そして彼はチラリと律を見て言った。
「僕よりも、本職の探偵さんに聞いた方がいいんじゃないですか?」
「なっ…なんでそれを…」
「あなたとは雰囲気が違いますから。それで、神谷さん、でしたか?貴女はどこまでわかっているんですか?」
律は自分の正体を雰囲気の一言で片付けられたことに不満なのか、少しムッとしていたが、やがてその形のいい唇を動かした。
「…犯人像は大体、できてる。…でも、トリックは…まだ。」
悔しそうに彼女は小声で言った。
天野修はしばらく口を閉ざしていたが、それ以上律の口から語られることがないと解ると律を一瞥し、こう言った。
「犯人像は解るのに、そのトリックが解らないなんて、探偵失格ですよ、探偵さん。」
ガタン、と大きな音をたてて椅子をひいた律は、そのまま立ち上がると何も言わずに外へ出てしまった。
「追いかけてあげて下さい。」
俺が状況が解らず呆けていると、天野修が俺に促した。
「…失礼しました。」
俺は彼のニヤニヤ顔を一瞥して、その場から速やかに退散した。
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如何でしょうか?

やっとトリックとかを思いついて今足掻いてるんですが、ヤバいですね。
まぁ素人なんで、読者の方々を納得させられないかもですが、どうか付き合ってやっていただければな、と思います。

でわ、今回はこの辺で。
えー、皆さんこんにちは。
喰人くんです。
今回も昨日に引き続き、小説を載せたいと思いますwww
まだ昨日のを見てない人はそっちから見ないと意味わかりません。

でわ、お目汚しを…
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「まずは容疑者候補に会いにいきましょうか。」
律は現場検証を終えると俺に言った。
俺は自慢のGT-Rを走らせ容疑者たちのもとに向かう。
まずは被害者の妻子の住む家だ。
立派で大きな一戸建てだったのだが、実家が超のつく金持ちの律は「狭そうな家ね。」と、ボロアパートに住む俺がカチンとくるような発言をサラリと言ってのけた。
これが嫌味ではなく本心なのだから困る。
俺が刑事であることと、建前的に、律も刑事だと言うと(呆れることに、律には超特例で警察手帳が発行されている。)被害者の妻と息子は快く迎えてくれた。
なんとケーキとコーヒーまで出てくる高待遇だ。
「いやぁ、悪いですね。」
「いえ、主人がそういうことにはうるさかったもので…」
…どうやら地雷を踏んでしまったらしい…
横に座る律に肘でど突かれる。
地味に痛いからやめてくれ。
「それで、何のご用でしょうか?」
隣には息子も座っているが、殆ど話すつもりはないらしい。
仕方なく俺は母親と向き合う形になった。
「ええ、事件のあった時、あなた方が何をしていたのかをお聞きしたいんですが。」
俺がそうきりだすと、母親は心底嫌そうな顔をした。
「またですか?もう何度も刑事さんにはお伝えしたはずですが。」
「すみません。私たちとしても、事件の早期解決の為にもう一度ご本人からお話を伺いたいと思いまして。」
「…そうですか。ええと…15日の…」
「夜8:00から9:00までの一時間です。」
メモに書いてある時刻をつたえる。
「私は行きつけのお惣菜屋さんに行って色々とお買い物をしていました。」
記憶を辿るように顎に人差し指を当てて右上の辺りの虚空を見つめる被害者の妻。被害者の年齢よりも十歳も若い彼女は、そう俺たちと歳も変わらないはずだ。
その仕草からは若さを感じるが、若干元気がない。
身近な者の死とは、やはり人を変えるのだと俺は彼女と机上の写真を見比べてしみじみと思った。
「君はどうかな。たしか、涼くん…だっけ。」
俺は母親の隣に座る息子の顔を見た。
黒縁眼鏡にボサボサの髪。顔はそこそこ整っているが、レンズの奥から覗く瞳には、俺や律に対する敵意が滲んでいた。
「俺は…ずっと家にいたました。部活は三年になったらないし、受験勉強も忙しかったから。」
ボソボソと彼は答えた。
先ほどの敵意は、アリバイのない自分が疑われることを嫌っての行為だったのかと一人納得し、俺は律を横目で見た。
律は思案顔で顎に手を当てて何かを考えていた。
「あの、息子は疑われているんでしょうか…」
母親の方が、痺れをきらしたように聞いてきた。
「いえ…それは…」
「疑っている、というより、これはただの確認ですから。それに、完璧過ぎるアリバイがあるよりもむしろアリバイが全くない方がいいですよ。主に探偵的には。」
返答に詰った俺の代わりに、律が答えた。最後の方がちょっとおかしかったが。
「おい律。探偵的にっておかしいだろ?それに、アリバイがない方がいいって…ある方がいいに決まってるじゃねえか。」
俺は律に小声で囁く。
「でも、ちゃんと答えられたでしょ?それに、完璧過ぎるアリバイは、って言ったのよ。だっておかしいもの。そんなピンポイントで事件のあった時にだけアリバイがあるなんて。ない方が自然なのよ。」
「まぁ、一理あるが…それを言っちゃ本末転倒だろ…こっちはそのある方がおかしいアリバイを探してるんだから。」
「探偵的に…?そちらの方も刑事さんなんですよね?」
母親は不思議そうにこちらを見つめる。
「あっ、いえ、何でもありませんよ。こちらの話ですから。」
「そう、ですか。」
キョトンとしながらも、彼女は頷いた。
「それで、何か心当たりのある方はいらっしゃいますか?」
「心当たり、とは?」
「つまり…ご主人を殺すような人間、ということです。」
「主人を恨んでいたような人…ですか?」
恐る恐る、彼女は問う。
「簡単に言えば。」
「そんなっ…主人は人に恨まれるような人じゃありませんっ‼」
被害者の遺族はみんなそう言うんです、という言葉を呑み込み、さて次に何を言おうかというところで息子が口を開いた。
「母さん、父さんが言ってたあの人は?」
「あの人?」
意外なところからの助け舟に、俺は身を乗り出して続きを聞いた。
「父が、少し前にアメリカで権威を持っている人に会って気に入られたからって…」
「その人、名前は?」
「…キチンと聞いてたワケじゃないから自信ないけど、たぶん…」
そこで、彼は口を閉ざし、数秒してから再び口を開いた。
「フジワラ ミスズ…さんだったと思います。」
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えー、ゴメンなさい。
なんも考えずに書いてます。
なのでこれから所々矛盾がでるかもですが、そこはご愛嬌ってことでwww

しかも母親はアリバイがあるのに容疑者に数えられるというwww

でわ、この辺で
えー、皆さんこんにちは。

喰人くんです。

友達にミステリをかいてみろ、と言われてしまったので、ああいいぜ、やってやるよ、と大口を叩いてしまいましたwww

なので、見苦しいとはおもいますが、うpします。

長いし、まだ出来てないので何回かに分けて、暇な時に更新したいです。

また、まだ無題なので、誰か題名を決めてくださると嬉しいですwww


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…一体どうしたってんだ?
今さっきまで俺は家で遅めの朝食をとってたハズだぜ。
なのに…なのに…
「なんでこんなことに…」
「五月蝿いよ、春馬。」
俺の呟きに律儀に毒づくこいつは神谷律。
俺の幼馴染にしてあの神谷財閥の長女だ。
あの有名な『爪楊枝から墓石まで』というキャッチコピーは、一度くらいは聞いたことがあるだろうか。
だが、こいつは一生遊んで暮らせる程の金があるクセに、探偵なんてやってる変わり者だ。
そんなヤツをノコノコ連れて来る俺も俺なのかもしれないが。
おっと、俺の紹介がまだだった。
俺の名前は初音春馬。
こいつの幼馴染…ってか、腐れ縁の可哀想な男の子だ。
「男の子って…春馬、アンタもう二十歳でしょ?」
「うるせーな。お前も一緒だろーが。良い歳こいて探偵なんてやってるお前に言われたくねーよ。」
「あら?刑事ドラマの見過ぎで刑事になったアンタには言われたくないわね。」
俺の職業はこいつの言うように刑事だ。
だが、断じて刑事ドラマの見過ぎで刑事になった訳じゃない。俺の家が曾祖父の代から刑事だったせいで、俺も半ば強制的に刑事にさせられたようなものだ。
「でも、好きでしょ?刑事ドラマ。」
「俺から言わせてもらえば、あんなもんクソくらえだ。現実を見ろよ。証拠なんてあんなホイホイ出てこねーんだよ。だからお前を呼んだんだろ、律。」
「そーね。パッと見、そんな証拠なんてないわね。」
ゆっくりと現場を見渡した律が俺の方を見て言った。
そう、現場。
今俺たちがいるここは実際に殺人のあった、まごうことなき現場だ。
アパートの一室で殺しだ、と上司から連絡があったのが今日の朝十時。丁度俺が朝食をとっていた時間だ。
実は、殺人事件で俺の要請がくるのは極めて少ない。
なぜなら、俺が来ることとイコールで、もれなく律も付いてくるからだ。
俺(刑事)の幼馴染という立場を利用して、事件と名のつくものにはなんでも首を突っ込むこいつ(と、不本意ながら俺)は、同じ署のヤツらからも疎まれがちだ。
律が的外れな推理をするから…ではない。
むしろその逆。
こいつの推理はあり得ないくらいに的中するのだ。
それこそ、刑事ドラマのように。
警察の面目は丸潰れだろう。
心中御察しする。
それ故、俺すらも特別扱いされ、タダ飯を喰わせて頂いている訳だが、今回は違ったようだ。
余程の事件なのだろうと踏み、俺は自慢のGT-Rで律を迎えにいって今に至る、という訳だ。
というか、哀しいかな。俺にはなんの期待もされていない。
あくまでも一緒についてくる律が目当てなのであって、俺は律を出てこさせる為の餌のようなものだ。
なぜ餌なのかというと、俺以外の刑事が律に連絡した時、律は「春馬は居る?」と短く訊いたらしい。刑事が、居ると答えると「なら行く。」とまたも短く答えたらしい。
それから律の連絡&餌係は俺ということになった。
勘弁してくれ。そんなコトする位なら警察に入れ。
勿論言ったさ。だが、あいつは満面の笑みで「だって探偵の方がカッコいいでしょ?」なんてほざきやがった。
そんなこんなで律は探偵と刑事の二足の草鞋を履いているのだ。
「で?ここに死体?」
律はテープで人の形にかたどられた床を指差した。
仰向けになって死んでいる被害者の姿が目に浮かぶようだ。
「ああ。被害者は中谷裕也。医者らしいな。どうりでこんな都市部の一等地のアパートを借りれるはずだ。」
俺は二階堂なる上司からメモった情報を読み上げる。
「死因は?」
「頭の後ろに殴打痕があったらしい。」
律は俺の言葉に興味を持っているのか持っていないのか分からない。
ただウロウロ部屋を歩き回っているだけだ。
「続けて。」
視線を変えずに、律は言った。
「死体発見当時、全ての窓は鍵がかかっていて、扉も鍵がかかっていたらしい。」
「どうやって開けたの?」
ページをめくりながら俺は目を剥いた。
「ブチ抜いた…ってマジかよ…」
「あり得ない話じゃないわ。ここ、値段のわりにセキュリティはザルだから。」
お前はこの短時間で何を考えている。
「で、容疑者は?」
「取り敢えず四人に絞った。」
パラパラとページを繰る音が部屋に流れる。
「まずは第一発見者で被害者の妻、中谷純子。それと息子の中谷涼。ドアをブチ抜いたのはこいつだな。高校三年生で、ラグビー部に所属。来年は私立大学に進学予定らしい。」
「妻子なのに鍵を持って無かったの?」
「ああ。ここは被害者の疲れを癒す為だけに作った部屋らしい。」
半ばウンザリしながら俺は答えた。
「疲れを癒す為だけに部屋を借りるなんて、いかにもお金持ちのやりそうなことね。」
呆れたように律も肩をすくめる。
「お前もその金持ちじゃねぇか。」
俺が言うと、律はキッと俺を睨みつけ、忌々しそうに言った。
「お金を持っているのは私じゃない。神谷の家が持っているだけ。」
「…そうだったな。」
律は、自分が神谷の家の人間であることに不満を感じている。
常に羨望や嫉妬の視線に虐げられる生活が嫌になったらしい。
それもそうだ。
なにせ、律は神谷の家の人間であるというだけでなく、更に容姿淡麗、スポーツ万能、おまけに頭は切れる。
そんな律のことを嫉妬しない人間がいるほうがおかしいのだ。
「他の二人は?」
「一人は天野修。東応大学に通う現役東大生で、被害者の病院にも勤めている。」
「なんでその子が容疑者候補なの?」
「病院から金品が奪われていた上、その日のアリバイがないからだそうだ。」
「ふーん。」
律は生返事を返すだけで、それ以上聞いてこない。
しょうがなく、俺は二人目の説明にはいった。
「二人目はアレキサンダー・ロドリゲス。アメリカからの留学生で、こいつも被害者の病院に勤めている。日本語は無理らしいな。日本語学校に通っているハズだが、まだそれほど上達してなくて、病院では天野が通訳をしていたらしい。」
「へぇ…留学生ならお金が必要よね。それも沢山の。」
律は現場にあった被害者のものらしい本をパラパラとめくる。現状維持が鉄則だが、どうせ俺たちが来る前に鑑識やら現場の刑事やらが写真をバシャバシャ撮ってるはずなので、手袋さえ着けてくれれば問題ないだろう。
「二階堂のおっさんもその線で調べたみたいだけど無理だった。」
「どういうこと?」
「アレキサンダーには完璧なアリバイがあった。」
「へぇ…」
見なくても解る。
今、律の目はキラキラ輝いていることだろう。
俺は溜息を一つついて、律に言った。
「お前の勘の良さは認めるが、
今回ばかりは無駄だよ。こいつはシロだ。アリバイ崩しどころじゃない。しかも、わかってるのか?今回はアリバイだけじゃない。もう一つ…」
「解ってるわ。アリバイなんてそう簡単に崩れるものじゃないもの。それよりも…まだ解かなきゃならないナゾがある、そうでしょ?」
「…解ってるならいいが。」
「今回の事件…鍵になるのはもう一つのナゾ…密室ね。」
密室。
ミステリものの王道中の王道。
今回の事件が起きた場所は、窓もドアも、全てに鍵がかかっていた。
アリバイより更に面倒なトリックだ。
別にこれを俺が解き明かす必要はない。
俺がするべきことは犯人を捕まえることであって、犯人が使ったトリックをご丁寧に解説することではない。
だが、律は違う。
探偵である以前に事件が大好きなこいつは、手の込んだトリックを見ると解かずにはいられない。
もはや中毒ともいえるこいつの性格をピンポイントで刺激してくれた犯人にはキチンと灸を据えてやらねばならないだろう。
「しょうがねぇなぁ…」
頭を掻きながら、俺は呟いた。これを面倒だと思っているのは間違いないのに、楽しんでいる自分も確かにいる。
アリバイと密室。
二つのナゾが渦巻く事件。
それを解く一人の探偵の推理劇が幕をあげた。
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ヤバい位長くなりました。
まだサワリなのにwww

無駄にでっかい風呂敷を広げてしまいました。
包めるかどうかは解りませんwww

どうか暖かい目で見守って下さい。

では。