無題@題名募集中 | You and I can (not) be "Genius"

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喰人のブログ。。。

大好きなアニメのことや、毎日の生活などの話題が中心です。

たまーに自作小説を書いたりします


さて、今回もやってまいりました。
喰人くんです!!

さぁ、また性懲りもなくうpしちゃいますよ!www
只今絶賛題名募集中です!!

まだ前のを見てない人はさきにそちらから!!

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「フジワラ ミスズ、ねぇ…」
俺は被害者の家を後にし、隣に座る律に向かって半ば独り言のように呟いた。
「さっきの様子じゃ、今思い出したって感じだったな。報告書にもなかった名前だし、本部で探してみるか。」
「そうね、お願い。」
律はまたも、思案顔で生返事を返してきた。
「それにしても、あの親子は確実にシロだな。特に妻の中谷純子の方は、あれが演技ならハリウッドでも通用する。」
「ちゃんとアリバイもあるしね。」
「まぁ、それも確認しにいかなきゃならんワケだがな。」
俺はハンドルをきって純子のいう惣菜屋に入った。
店内には、いかにも野次馬根性丸出しの青年がやや興奮気味に熱く語ってくれた。
内容はともかく、中谷純子がその時間に惣菜屋にいたのは確実そうだったので、まだ興奮冷めやらぬ青年を置いて店を出た。
「次は天野修か…」
俺はタクシーと化した自慢のクルマを走らせ、容疑者の自宅へと向かう。
その間に本部へと連絡し、件のフジワラ ミスズを調べてもらう。
「ええ、フジワラ ミスズです。漢字までは解りませんが、多分藤原道長の藤原に、美しい鈴で美鈴かと。…はい。お願いします。…分かっています。必ずこの事件は解決してみせますよ、二階堂警部。」
失礼します、と短く結び、俺はそそくさと電話を切った。
「まだあのオジサンが苦手なの?」
クスクスと笑いながら律が言う。
「どうも合わなくてな。」
「そぅ?私は結構気にいってるケドな。」
「そりゃあのおっさんはお前の前じゃ鼻の下伸ばしたただのエロじじいだよ。」
ウンザリしながら俺は答えた。
「そういえば、現場の様子をもっと教えてくれない?」
「ん?現場なら見たじゃないか。」
「だって私が行った時にはもう鑑識さんとかが色々持って行ってたからあんまり解らなかったもん。」
「言い訳かよ…まぁいいけど。」
信号で止まったタイミングでメモを繰る。
「被害者が倒れてたところは覚えてるか?」
「ええ。ソファとテレビの丁度間よね。」
「ああ。テレビはビデオが停止された状態だったらしい。で、死因は前も言ったけど後頭部に殴打痕があったことと、被害者の周りに割れた花瓶があったことから、何者かに背後から花瓶で強打されたと考えられる。」
「それ、聞いてない。」
信号が切り替わる。
俺はゆっくりとアクセルを踏み、クルマを走らせた。
「そうか?ま、後は大体同じだ。…お、見えたぞ。」
天野修の自宅は、白を基調としたやや洋風のスマートな家だった。
俺は少し気後れしながらも、インターホンを押した。
『はい。』
ハッキリとした、凛と響くいい声だった。
「刑事の初音、といいます。今回の事件のことでお話しが。」
俺が言うと、やや間が空きガチャリと鍵を開ける音がした。薄そうな扉の割に、やけに重い音だった。
扉の奥から出てきたのは、長身で軽く痩せた、かなりの二枚目だった。
パッチリと開いた二重の瞼に、線の細いシャープな顔。
顔の彫りは深めで、鼻は西洋人の様に高い。
真っ黒な髪に、軽く青みがかった瞳が、更に西洋人らしさを際立たせている。
「初めまして、天野修です。」
ニコリと笑うと、両の頬に笑窪が覗く。
いかにも女性ウケしそうなイケメンだ。
これで勉強も出来る?
ふざけろ。神のパラメータ配分はとことん適当らしい。
「この事件を担当する初音です。」
「神谷です。」
律も珍しくお辞儀をする。
流石イケメン。
選ばれし者は違うね。
「どうぞ、お入り下さい。」
汚い家ですが、と付け加えてイケメンな主は俺たちを家に迎え入れた。
お約束というかなんというか、家の中はこれでもかという位に整っていた。
少なくとも、俺の家の数千倍は綺麗だ。
イケメンは家の中までイケメンだったのか。
それにしてもこのイケメン好青年はニコリとした笑顔を崩さない。
ずっとニコニコしっぱなしだ。何がそんなに愉快なのか教えて頂きたい。
「では、早速ですが、事件のあった時、あなたは何をしていましたか?」
イケメンくんの出してくれた極上アールグレイを啜って、俺は訊いた。
イケメンくんは軽く笑うと、口を開いた。
「残念なことに、アリバイはありません。事件のあったとされる時間の直前までなら友人と食事に行っていたんですがね。」
全く残念そうな声ではないが、目の前のイケメンは、イライラするような微笑をペーストしたまま言った。
「そうですか。では、被害者が殺されるような理由に心当たりはありませんか?」
「ありませんね。彼は人当たりも良かったですし、患者さんも大事にしていましたから。」
そこで意味ありげな笑いを浮かべ、彼は
「まぁ、その前は知りませんが。」
とも口にした。
「その前?あなたは何を知っているんです?」
「さぁ?どうでしょう。まだ仮説の段階です。それに、僕のような素人が口を挟んでもきっと混乱されるだけでしょうから。」
そして彼はチラリと律を見て言った。
「僕よりも、本職の探偵さんに聞いた方がいいんじゃないですか?」
「なっ…なんでそれを…」
「あなたとは雰囲気が違いますから。それで、神谷さん、でしたか?貴女はどこまでわかっているんですか?」
律は自分の正体を雰囲気の一言で片付けられたことに不満なのか、少しムッとしていたが、やがてその形のいい唇を動かした。
「…犯人像は大体、できてる。…でも、トリックは…まだ。」
悔しそうに彼女は小声で言った。
天野修はしばらく口を閉ざしていたが、それ以上律の口から語られることがないと解ると律を一瞥し、こう言った。
「犯人像は解るのに、そのトリックが解らないなんて、探偵失格ですよ、探偵さん。」
ガタン、と大きな音をたてて椅子をひいた律は、そのまま立ち上がると何も言わずに外へ出てしまった。
「追いかけてあげて下さい。」
俺が状況が解らず呆けていると、天野修が俺に促した。
「…失礼しました。」
俺は彼のニヤニヤ顔を一瞥して、その場から速やかに退散した。
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如何でしょうか?

やっとトリックとかを思いついて今足掻いてるんですが、ヤバいですね。
まぁ素人なんで、読者の方々を納得させられないかもですが、どうか付き合ってやっていただければな、と思います。

でわ、今回はこの辺で。