さーて、うpしますよー
二回連続なんて快挙ですー
でわでわ、、、どーぞ!
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翌日、俺は朝日が昇るよりも少し早く目を覚ました。
寝巻きからトレーニングウェアに着替え、念入りにストレッチを行う。
そして、そのまま家の外に出る。
朝の新鮮な空気を肺一杯に吸い込む。
まだ空気は冷たく、俺の頭は完全に覚醒した。
始めはゆっくり、それから段々と加速させながら、俺は走り出す。
住宅街を一周すると、だいたい五時半頃になっていた。
まだそれ程息は切れていない。
部屋に戻って、腹筋、背筋、腕立てを繰り返す。
すると、何時の間にか六時を少し回っていた。
流れる汗を拭きながら、俺はバスルームに向かった。
これが、俺汗臭い日課だ。
物心つく頃から毎朝、俺はこれを行っていた。
おかげて、今はそれ程苦ではない。
シャワーで汗を流しながら、俺はふと、あの頃のことを思い出してしまった。
あれは中三の夏。
珍しく綺麗な夕焼けだった。
『サヨナラ、隼人』
はっきりと、今でも残っている。
彼女の美しい声。
俺の頭の中で、それは反響し、残響する。
「アァッ!!」
バスルームの壁に頭を打ち付け、無理矢理それを掻き消す。
左手が疼く。
左腕、特に、左手首がズキズキと痛む。
俺は、あまりの痛さに、持っていたシャワーヘッドを落とした。
「…クソッ!」
やっと忘れていたのに、また思い出してしまった。
バスルームを出て、髪を乾かし、顔を洗ってから、置いてあった制服に着替える。
リビングに出ると、子龍がソファで漫画を読んでいた。
「よぉ、子龍。」
「ん…あぁ、大将か。おはよう。」
「何読んでんだよ。早く顔洗って着替えろ。」
俺は言いながら、学校へ行く準備を整える。
とは言っても、今日はテストなので、あまり用意するものはない。
「ああ?これ面白いんだぜ?『ジョルジュの絶妙な探検』。」
「ほー。」
支度を終えた俺は、地下に籠りっぱなしの美鈴さんの食事を作り始める。
「なんと言ってもあのジョルジュとキラー・クリーンの対決シーンなんかもう鳥肌モンだぜ?」
「俺はあれが好きだな…えーと…『けいよん!』」
「『けいよん!』ってあれか?軽自動車で峠のライバルを退ける美女ドライバーの?」
「そうそう。それの来沢 唯がパねぇんだよ。」
軽く炒め物を作り、皿に盛り付けていく。
「えー、唯かぁー。俺は秋山 零が好きだなぁー。あ、でも琴吹 ツグミも好きだわ。」
「はぁ?お前零もグミちゃんも両方金持ちじゃねぇか。」
そんな無駄話ばかりしていると、登校時間になる。
作った飯にラップをかけ、『メシ、置いときます』と書き置きしてから、俺たちは家を出た。
俺たちが学校に着くと、教室は転校生の噂で持ちきりだった。
…という話を子龍から聞いた。
チャイムが鳴り、岡部が教室に入ってくる。
相変わらずのもじゃもじゃで、寝癖か何かなのか,所々飛び跳ねていた。
「えー、みんな知ってるたろうけど、転校生…にしては早いんだけど、まあそんな感じです。野郎ども、喜べ!女子だぞ!そしてドンマイ子猫ちゃん!…どうぞ、入ってきて。」
俺たちはラストの部分にどう反応すればいいのか分からなくて戸惑っていると、岡部は居心地悪そうに転校生の入室を促した。
そして、教室の扉が開く。
と同時に、どこからかため息が漏れた。
長い黒髪。
猫を思わせる大きな瞳。
遠くからでも分かる程長い睫毛。
陶器のように滑らかな白い肌。
身長は160cm強。
どんなに控え目に謙遜しても、皮肉の一つも出てこない程、彼女は完全に完璧に美しかった。
「藤原 莉愛です。宜しくお願いします。」
母親譲りの艶のあるアルトで彼女は言い、ペコリと頭を下げた。
同性すら見惚れる彼女の姿や立ち振る舞いに平静を保てないのは当たり前だったが、俺は違った。
「瑠依…」
俺は呟いた。
目の前の彼女の名前を。
俺は立ち上がっていた。
自分で自分を制御出来なかった。
俺はゆっくりと、彼女を睨みながら、彼女の方へと向かっていく。
「大将!」
子龍が叫ぶ。
しかし、今の俺には、それは何の抑止力も持たない。
岡部は既に、教室の隅で震えている。
だが、彼女は動こうとしない。
そして俺は彼女の目の前まで来た。
左手が、今まで以上に疼き、悲鳴をあげる。
だが、俺はその程度では退かなかった。
「なんで…」
俺は叫ぶ。
「なんでお前が生きてるんだよッ!瑠依ッ!!」
今、俺の目の前に居るのは、中三のあの日、俺が剣を握れなくなったあの日に、俺の目の前で飛び降りた、文月瑠依その人だった。
「そのるいっていう人は知らないけど、今の状況は分かるわ。」
そう言って瑠依はガサゴソとバックから財布を取り出し
「これが世に聞く『かつあげ』ってやつでしょ?私、初めてなの。」
満面の笑みで言った。
「ッ…」
そして俺は…
「カツアゲじゃねェェエエ!!」
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どーでしょうか
締まらない回でしたね
でも大体againはこんな感じです
毎回苦労するのは隼人くんなんですよねwww
このヒロインの名前は「AKIBA’STORIP」というゲームからパクらせて…もとい、インスパイアされたものですので、ご了承下さいませ
それでは次回でお会いしましょう
Good Night And Have A Nice Dream!