第四話『過去回想』 | You and I can (not) be "Genius"

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喰人のブログ。。。

大好きなアニメのことや、毎日の生活などの話題が中心です。

たまーに自作小説を書いたりします


火が付いたかのように書きまくる喰人くんです

でわ、楽しみな人も、そうで無い人も、どうぞ、ご覧あれ!
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「子龍、お前、知ってたのか?」
昼休みに、俺は子龍を問いただした。
が、子龍は力なく首を横に振り
「いいや、俺も今さっき知ったばっかだ。知ってたら言ってるさ。いくら調子が戻ってきてるっていっても、大将がまだあの事を引きずってんのは直ぐ分かったからさ…」
「バレバレだったってことか…それにしても、あそこまで似てるなんてな…」
俺が藤原莉愛と人違いしていた人物、それは、俺や子龍が中三の時に学校で飛び降り自殺をした生徒、文月瑠依。
俺や子龍と同じ剣道部で、
…それから、俺の彼女だった。
彼女が飛び降りる瞬間、おれもそこに居た。
…いや、居ることを強制されていた。
その頃の俺は、ただ馬鹿みたいに剣を振ることしか頭に無くて、彼女の気持ちなんて考えもしなかった。
ただ告白されて、断った後の他の女子の反応が嫌で、好きでも無いのに付き合って、そんな不誠実な付き合いをして…彼女を失った。
その、彼女が目の前で自殺するところを見たことによるショックからくる痛みや発作のせいで、俺は剣すらも失った。

『サヨナラ、隼人。』

それが、最期の言葉だった。
長く美しい黒髪のポニーテールを靡かせながら、彼女は堕ちていった。
時が、止まる。
それを知るのに、中学三年生というのは幼過ぎた。
全てを塞ぎ込み、誰とも話さず、俺は家に籠った。
あの時剣が振れたなら。
全てのストレスを吐き出せただろうに。
彼女は、それすらも赦してくれなかった。
その時の俺に出来たのは、全てを忘れる為に、ただ黙々と汗臭い日課を続けることだけだった。
そんな、人生の底辺を味わっていた俺を救ったのは、子龍だった。
子龍が俺を、あの薄暗い部屋から連れ出してくれなかったら、俺は今でも家に籠ったままの人生を送っていただろう。
「悪ぃ、子龍。先に教室戻っててくれ…」
俺はそう言うと、その場を逃げるように離れた。
どこにいても、忘れたい記憶は止まらない。
蛇口を開けっ放しにしたままのように、記憶が溢れ出る。
瑠依の姿が、瑠依の声が、頭から離れない。
お願いだ、消えてくれ。
どんなに願っても、彼女の姿が消えることはない。

『ねぇ、隼人くん。もうそろそろ、私たちに変化があってもいいんじゃないかな?』

やめろ…止まれ…

『はーやとっ!一緒に帰ろっ!』

やめてくれッ!

『大好きだよ、隼人。』

『あはっ!顔真っ赤にしちゃって
、隼人かわいー』

頼む…

『明日さ、旧校舎の屋上に来てくれない?』

消えろォォオ!!








『サヨナラ、隼人。』









「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァアァアアアアアアアアアアアァァァァァアッッツ!!!!」
俺は咆哮した。
校舎の壁に右の拳を打ち付ける。
鈍い音をたてて、その記憶ごと掻き消す。
異能の力を消せるワケでも、ましてや力の『向き』を無理矢理変えてしまうような能力なんて何もない、ただの右手。
それでも、確実に折れたであろうその右手よりもずっと、『心』が痛かった。

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どうでしたでしょうか

今回で四話ですから、このサイクルをあと十回続けることになるんですね

ばかっぺ、もうちょっとまってろ!
もうすぐ文化祭篇に突入するから!
そうだな、あと二十五回くらいwww

あ、それと喰人くんにペタは意味ありません

絶対に返しませんのでご了承下さい

ペタくれるくらいなら誹謗中傷でもコメントしていって下さい

と、生意気にもシステムに文句を付ける喰人くんなのでした、と。。。

でわでわ、また次回で。