先日、映画「シャイニング」で、ダニーの母親で、ジャックの妻、ウェンディを演じた女優さんが亡くなったという記事を見ました。

個人的には、「ホラー」というジャンルに、あまり興味が無く、「ホラー小説」というものは、全く、読まないですし、「ホラー映画」も、とても有名な作品を、何作か、見ただけ。

しかし、どれを見ても、あまり、面白いとは思わなかった。

 

しかし、例外が、二つ。

一つは、映画「エクソシスト」、そして、もう一つが、この映画「シャイニング」です。

 

 

今では、映画史上に残る名作の一つ、と、言うことになるのでしょうが、ネットを見ると、公開当時は、賛否両論があったそうですね。

同じ、スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」も、そうでしたが、極力、説明のようなものが抑えられているので、よく理解できない部分もある。

でも、見ていて、面白いのは、なぜでしょう。

やはり、映像の素晴らしさ、物語の展開の素晴らしさ、と、言ったところでしょうかね。

 

舞台は、人里離れた、山奥にあるホテル。

冬には、雪に埋もれ、客が来ないため、ホテルの従業員も帰省をし、ホテルは無人になる。

しかし、無人で放置しておく訳には行かないため、冬には、管理人を置いておくことになっている。

そこに応募をして来たのが、ジャック・トランスという男性。

 

ジャックは、アルコール依存症であり、小説家志望。

ジャックは、妻、ウエンディと、息子のダニーの三人で、冬の雪山のホテルに籠ることになる。

 

さて、タイトルの「シャイニング」ですが、息子であるダニーの超能力の名前。

実は、原作小説では、この「シャイニング」能力が、重要な役割を果たすようですが、映画では、それほど、物語に影響を与える訳ではない。

 

山奥で雪に埋もれた巨大なホテル。

その中で、ジャック、ウェンディ、ダニーの、家族三人だけ。

しかし、誰も居ないはずのホテルの中で、次々と、不思議な現象が起こり始める。

幽霊と思われる人たちが現れ、不思議な現象が、次々と、ジャックの目の前で起こることに。

 

そして、ジャックは、次第に、精神を病んで行くことに。

狂気になったジャックは、ついに、妻のウェンディ、息子のダニーに襲いかかることになるんですよね。

 

さて、この「シャイニング」には、続編があるんですよね。

それが、「ドクター・スリープ」という作品。

こちらもまた、とても、面白かった。

 

この「ドクター・スリープ」は、大人になったダニーの物語。

主役のダニーを演じたのは、あの「ユアン・マクレガー」です。

 

ダニーもまた、父と同じく、アルコール依存症に陥っていた。

町を転々としながら生活をしていて、ある町に、腰を落ち着けることになる。

 

そして、ダニーは、そこで、自分と同じ「シャイニング」能力を持つ「アブラ」という少女の存在を知る。

強力な「シャイニング」能力を持つアブラは、その「シャイニング」能力を吸い取ることによって自らの精気を保つ、ある超能力集団に狙われることになるんですよね。

そして、ダニーは、封印していた「シャイニング」能力を解放し、アブラを守って、敵と戦うことになる。

 

 

この「ドクター・スリープ」は、映画館に見に行こうと思っていたのですが、公開当時、見た人の感想では、あまり評判が良くなかった印象と、「ホラーというよりも、超能力バトルものだ」という感想を見て、「シャイニング」とは、全く、別物かと思い、行くのをやめたんですよね。

しかし、その後、実際に見てみると、なかなか、面白かった。

当然、前作「シャイニング」と絡む場面も登場する。

 

この「シャイニング」も「ドクター・スリープ」も、原作小説を書いたのは、あの「スティーブン・キング」です。

このスティーブン・キングは、ホラー小説の大家で、出版する小説が、次々と映画化、ドラマ化されることで有名ですよね。

 

 

 

しかし、やはり「ホラー」に、基本的に関心がないのと、スティーブン・キングの小説は、どれも、結構、分厚いので、なかなか、手に取って、読んでみようかという気にならないんですよね。