私は、お裁縫が苦手です。
ヒノデさんの上履き入れとかも全部
お姑さんと実母にお願いして作ってもらってます。
ズボンの膝の穴とか、ほつれとか
裾直しなんかも、全部お任せです。
唯一、ボタン付けくらいはやりますが
「めんどくさ~」と思いながらやっていました。
とにかく、お裁縫は苦手である以上にキライというか、
激しく敬遠したいものでした。
そんな、わたしが。
只今、毎日マスク作りに励んでいる、という…。
しかも、なんかめっちゃ楽しいんですけど!
まあ、毎日といっても仕事があったりするので
そればっかりというわけいにもいきませんが
夜、ヒノデさんが寝てしまったあととか、
いつもならまったりネットしたりする時間などに
チクチク縫物を始めるわけです。
そう、ミシンなんて無いから手縫いです。
元々ノドが弱かったり、花粉症があったりで
マスクの在庫はそこそこあったものの
仕事や学校でマスクが必須となってくると
さすがにいつか足りなくなるだろう…ということで
「そうだ。母にマスク作ってもらおう」
と思い立ち、母に作り方を説明するために
youtubeで手作りマスクの作り方動画を見ていたら
強烈に、自分で作りたくなったのでした。
やってみたら、楽しくて仕方ない。
最初は、手持ちのガーゼハンカチや麻布を使って。
その後は手芸店で手に入る材料を買ってきて、
チクチクチクチク…。
ダブルガーゼやマスク用のゴム紐は売り切れだったけど
やわらかいオーガニックコットンの3枚重ねの生地を紹介されたたので、
それを購入。
ゴムは、使用済みの使い捨てマスクから切り取って
洗ったものを縫い付けてたりしています。
それで、今作りかけのやつ↓
まさか、自分が針と糸を使った手仕事にハマる日が来るとは
思ってもみませんでした。
今回、マスクを作りながら考えたことは、「共依存」でした。
それは親子関係における
「手のかかる子ほどかわいい」
という形での「共依存」です。
いつまでも
「私のお世話が必要な子でいてちょーだい」
とうことですね。
それは、私と母の関係でもあるし
私とヒノデさんの間にもあるもの。
あ~、だから、真っ先に
母にマスク作ってもらおう…と思いついたのか。
でも、共依存はもう必要ないから
今回どうしても「自分で作りたい」って思ったんだな。
「裁縫が苦手」ということ自体
共依存からくる思い込みだったのかもしれない。
いずれにしても、
こんなにマスク作りが楽しいことには、意味がある。
そんなことを考えながら、
今日もチクチクしてました(*^-^*)
多分、今みたいに行動が制限される状況というのは
それぞれに、「そういう経験」をするのに
ある意味、都合の良い時期なんじゃないかという気もします。
「そういう経験」というのは、つまり
普段経験できないこと、敬遠してきたことなどを通じて
「気づき」を得る、そんな経験ということです。
内観するのが習慣になっていても
考え方のクセなどで、
内観の仕方自体がマンネリしちゃうこともある。
そういうこともあるのかもな~と、今回のことで思いました。
さて。
とりあえず、「共依存はもういいや」
となったものの
「じゃあ、もう二度と親には頼らない」
とは思ってません~。
頼っても頼らなくても、どっちでもいい。
でも、頼るときには自己卑下も罪悪感もいらない。
そんなことを考えてたら
母から手作りマスクが。
頼まなくても、送られてきた(笑)
手ぬぐいや、使ってないハンカチで作ったとのこと。
ゴムの代用として使ったのは、Tシャツだそうです。
さらに。
最初に作ったマスク
義母にミシンでステッチをお願いしたら
「型をとって作ってみた」
と、これまた自作のマスクが↓
ダブルガーゼのシャツを裏地に、
表もシャツで作ったそう。
一番上のゴム部分は、細い包帯で
耳にすごく優しいです。
頼っても頼らなくてもどっちでもいい。
干渉を受けても干渉を受けなくても、どっちでもいい。
それに対して、自分がどう思うか。
なぜ、そう思うのか。
しかし、このままいくと
マスクの在庫がすごいことになりそう。
この先も、使い捨てマスクが買えなくても
困ることないかもな~、とか。
そんなことを考えながら、またチクチクしたいと思います。