the boys are not all right. | ライトハウスヨガ Lighthouse YOGA

ライトハウスヨガ Lighthouse YOGA

Tetsuo 'Cinmaya' Tanaka のブログです。阿佐ヶ谷・高円寺エリアで2008年から公民館のヨガクラスを開催しています。

いつもヨガクラス、パーソナルトレーニングセッションご参加の皆さまありがとうございます。

 

今夜のお天気は大荒れということでしたが、まだ平気ですね。

 

先週、the new york timesに、the boys not all right.という記事がありました。

 

このあいだ、アメリカでまた銃乱射事件がありましたね。

どうしてアメリカではあんな事件が繰り返し起こるのか、という趣旨のコラムです。

銃規制がないからだと言ってしまうとそれまでですが、そんな国は他にもいっぱいあるのに、なんでアメリカでばかり起こるのだ?

というわけです。

 

事件には共通点があって、事件を起こしているのは男の子。

女の子はそんなことはしない。

 

過去半世紀、アメリカの女の子は、一人でなんでもできるようにと教育されたんだそうです。feminism なんかの影響もあってですね。

結果、女の子はすごく優秀になって、生産性が男の子を上回るようになった。一方で男の子は頼りがいのある男性といった、古いステレオタイプの男性像に囚われてしまい、自分を表現出来ずにいて、それが強烈なフラストレーションとなっている。

 

そこで今、男性へのメンタルケアが必要になっているのではないか、という問題提起です。

 

記事では、多くの男性が、激しく怒るか、自分の世界に引きこもるかしか、感情の表現方法をしらないといいます。確かに、うわーと怒って、それが受け入れられないとむっつりと黙り込んでどうにもしようがなくなるような男性は多いように思います。

 

我々男性は女性に比べたら、感情の表現方法をよくしらないのかもしれません。

しかしそれは、過去を振り返れば、女性もそんな時代があったかもしれない。ざっくりヨガの世界を振り返っても、この20年くらいの間、女性のためのメンタルケアプログラムはそれこそたくさんありました。

それで女性は成長したのですが、男性向けのものは、確かに無かったかもしれませんね。

 

この男性と女性のギャップは、例えば、今のstar warsにもくっきり現れているかもしれません。

 

ray という女性は、幼い頃から一人で生きてきて、一人でなんでもできる。恐らく、これからも一人で生きていけるでしょう。でもbenはそうではない。強さを求めながら、常に誰かに頼りたい。snokeを倒した後も、rayに"come with me, please."となるわけです。

 

そんな一方で、女の子はどう感じているんでしょう?

仕事先で20代の女の子たちと話す機会がありますが、仕事を始めて2、3年もするとそれがすっかり楽しくなる。彼氏は、ともすれば面倒くさいので、特に必要を感じない。

 

・・・でも、このままででいいのかな?

 

そんな話をよく耳にします。

 

Rayは、たぶんこのまま一人で生きられる。世間で十分に戦える。

でも、その根底には家族がほしいという強烈な念いがあります。

それをかなえられるのはやっぱり男性しかいないわけで、やっぱり男は女のハッピーのために頑張んないとダメなのです。

 

でも、どうやって?

 

女性性が多様化して豊かさを得たように、男性性も今、豊かさを獲得する時期が来ているようです。

そしてその先にあるのは、互いが本当に好きな人と一緒にいられるハッピーな社会なのだと思います。

 

ybooking@gmail.com

鎌倉で女房と食べたケーキですよ。