不安に対処する。ダークサイドに陥らないために。 | ライトハウスヨガ Lighthouse YOGA

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Tetsuo 'Cinmaya' Tanaka のブログです。阿佐ヶ谷・高円寺エリアで2008年から公民館のヨガクラスを開催しています。

いつもクリパルヨガセッションご参加のみなさんありがとうございます。
先週末は雪かと危ぶまれましたが、いいお天気でしたね。

日曜日はいつもお世話になっております、少林寺拳法調布道院にてもちつき大会!
いいおもちついてきました~!

おもちって、みんなで息があってないとうまくつけませんが、さすがは1975年設立の調布道院('77年のスター・ウォーズよりちょっと古い!)、みなさまの呼吸もぴったりです。
ぼくもがんばってついてきました。

つきたてのおもちはほんとにおいしいです。
のりで、おろしで、あんころもちで、いただきました~。
ほんとうにハッピーな一日でした。

みなさまはいかがお過ごしでしたか?

今週末は2月7日、朝10:00~、高円寺北区民集会所にてのクリパルヨガクラスセッション開催です。
お天気はまたよくなりそうですね。

…さて、”世界の平和は、まず自分の心身の調和から”。
最近、よくそんなことを思います。

このところ盛り上がっているStar Warsですが、
年末にthe force awakensを観てからもう一度全作を観なおしました。

そのなかで、アナキンがダース・ヴェイダーになってしまうエピソード1~3では、
しみじみとこのことを感じました。

下に続きますね…。

                ☆                   ☆


ヨガクラス概要

日曜日朝10:00~11:15 + シェアリングティータイム
ドロップイン制:1レッスン2,000円(4回券:6,000円)

2016年2月は、高円寺北区民集会所にての開催となります。
畳の会場ですのでマットは必須ではありません。
女性の方にはお部屋で着替えていただいています。

2月の日曜日朝ヨガクラスは、

7日、14日、21日、28日の開催です。
※レギュラークラスでは、心身のコンディションをひとりひとり伺いながら、その時の気候や天候にあわせて整え、マインドを静かにし、内観を深めてゆきます。

持ち物、参加方法などはこちらから。

こちらにクラスの様子をUPしました!

お問い合わせ
ybooking@gmail.com
090(4931)6157

                ☆                    ☆

正義感に燃える若きジェダイ・ナイトだったアナキン・スカイウォーカーは、
最初は母親の死を告げる予知夢に、
そして最愛の妻、パドメの死を告げる予知夢に苦しんだ末、心身のバランスを崩してダーク・サイドへと引き込まれて行きます。

エピソード3の終盤、溶岩の惑星でオビ=ワンに倒されたアナキンは、

I hate you! (あんたを憎む!)
と叫びます。

それに対してオビ=ワンが返した言葉は、

You were my brother!(弟だと思っていた!)
I loved you!(愛していた!)

…でした。

また、妻、パドメが、まだアナキンが正気だったときに彼に語りかけていた言葉、

All I want is your love.(私が望むのはあなたの愛だけ。)

これも耳を離れません。

愛だけでは何が足りなかったのか?
なんともいえないやるせなさが滲んでいます。

愛がなければ調和も平和もないけれど、
愛が執着へと姿を変えた瞬間、それは世界を闇で覆い尽くす暗黒のエネルギーとなる。
…仏教にある鬼子母神のエピソードなんかも思い出されますが、
生きていれば誰でも、愛と執着の間で揺さぶられることがあるでしょう。

アナキンはヨーダが心配したとおり、愛する者を失うかもしれない、という不安を煽られ、ダークサイドに引き込まれてしまう悲しい展開となりますが、
エピソード1~3では、共和国の元老パルパティーンが、
シスの暗黒卿という裏の顔を使って社会への敵対勢力を演出し、
世の中全体に不安を拡げ、狡猾に人々の支持を集めて行く様子も不気味に描かれていました。

その結果、
1000年もの間、軍隊を持たずにジェダイ騎士団だけで平和を保っていた共和国が軍隊を持つことになり、大きな戦争に巻き込まれて行く。
やがて、その軍隊によってジェダイは壊滅させられる…。

そんな大きな世の中の動きの中で、
正義感に燃える一人の若者が、不安によって心身の調和を失い、
ダークサイドへと堕ちて行く。

不安というものが、個人にとっても社会にとってもどんなに大きな影響を与えるか、
それが象徴的に描かれていたのが、Star Wars Episode1~3だったのです。

物語の結末で、アナキンはダークサイドに堕ちるほど恐れた妻の死を、自ら招いてしまいます。

共和国という社会も、アナキンという個人も、
実際には存在しない不安に煽られることで、自由や民主主義を失い、
また、自分自身の本来の意図を喪失してしまうのです。

大切なのは、
自分が抱えている不安と実際に起きている危機とは、
かなり違ったものであることが多い、ということかもしれません。

備えや用心はもちろん大切。
でも、あるところを過ぎると、人は過剰な不安感に押しつぶされてしまいます。
このことは自分のなかの調和を崩すだけでなく、
周囲との調和も喪わせてしまうのです。

複雑な社会や人間関係なんかを思えば、
必要な備えと過剰な不安との見極めはとても難しいと思います。

頭で考えてたってとてもわかりません。
しかし、
身体を動かすことで自然や宇宙とつながることができる。
そこから直観を得ることはできるのです。
これがヨガや武術など、スピリチュアルなボディワークを実践する意味なのです。

今週末も楽しみにお待ちしています。

ybookign@gmail.com

うちの近所で見かけたお花です。
春はもうすぐそこですね。