先週末ヨガクラスご参加のみなさんありがとうございます。
このところ毎週新しい方のご参加をいただきまして感謝です。
なんだか花曇りの日曜日でしたが、のんびり過ごしていただけていましたらうれしいです。
僕は先週からまたいくつかヨガのレッスンに出ることができました。
教え始めるとスケジュールのやりくりが大変になってくるのですが、そんななかで、やっぱりクラスに出るといいんですよね。
自分の中で知らない間にかたまっていた何かを、気持ちよくこわしてもらえる。
そんな感覚が心地よいです。
破壊と創造と維持。
これがらせんのように連なって繰り返されるうちに成長が起きる。
そういえば、クリパルヨガではそんなふうに教わります。
今週末は26日日曜日、朝10:00~、阿佐ヶ谷・安田ダンススタジオにての開催です。
クラス概要
日曜日朝10:00~11:30 + シェアリングティータイム
ドロップイン制:1レッスン2,000円(4回券:6,000円)
JR阿佐ヶ谷駅北口より徒歩2分の会場です。(更衣室、レンタルマットあります。)
持ち物、参加方法などはこちらから。
こちらにクラスの様子をUPしました!
☆ ☆
甲野善紀という人をご存じですか?
古武術研究家で、テレビなどにもよく出ておられる方なので、知っている方も多いかなと思います。
こちらにyoutubeをみつけました。
いっぱいありますよ。
最近、その人の本を読んでいるのですが、その中で、「人間は立つことを誓った動物なんですよ」という整体の先生の言葉が紹介されていました。
僕は前から、人間って立って歩くことに漠とした不安を持っている動物なんじゃないかなぁ、と思っていたのですが、
そうしたら、
この本の中で甲野先生は、二本足で立つという不安定さが不安を呼び、それが自然界を改変するような文明や、また宗教を生んだのではないかと考えていた、と書いておられました。
わぁ、そうか、やっぱり!
・・・というかんじでした。
もっとも、僕は文明や宗教のことまでは思いつかなかったのですが、いわれてみればそうかなぁ、と感じました。
この”立つことを誓った”という部分ですが、ここもおもしろかったです。
それを”誓った”ために、そこにプライドが生まれ、たとえば、動物のように手を使わずにそのまま口から食物を食べていると、精神がこわれてしまうというのです。
思ってみれば、ヨガも武術もつきつめると“立つための技術”なのかもしれません。
アーサナは”座法”ですが、そこには立つことと共通した要素がたくさん含まれます。
ヨーガ・スートラにもある、いかに身体を快適に安定させるか、というところです。
本の中には手(手の指)や足のかかと、つま先である形をつくることにより、身体を安定させる方法がたくさん紹介されていました。
ある手の形をつくると、階段や坂の上り下りが飛躍的にラクになったり、思いカバンを持つ手がかる~くなってしまうのです。
(ヨガにも手の指をさまざまな形に結ぶムドラー(印)というものがありますね。)
これは僕もやってみましたが、すごい効果でびっくりです。
パソコンのキータッチなどにも応用できるので、なれるまでは打ち間違いをするかもしれませんが、肩の凝りなんかは大幅に軽減できました。
手先足先の末端には大きな(強い)筋肉はないけれど、そこが司令塔となって動作を行うことで、身体全体がひとつにまとまった体幹からの動きを引き出せる。
しかもそれは、必ずしも熟練による技とも限らなくて、知識として知っただけで意識してすぐに応用できるものがたくさんある、とのことでした。
う~ん、確かに、これは実感です。
甲野先生の研究は、現在、介護の現場で腰を痛めないようにしたり、自分より体格の大きな人を抱えたり運んだりする際の技術や、スポーツのパフォーマンスをあげることに応用されています。
私たちは物事を、脳だけで感じたり考えたりしているわけではない。
全身で五感のすべてを使って世界を受け止めている。
それが世界とあるハーモニーを奏でたときに第六感が導き出されるのかもしれません。
外へ出て全身で世界を抱きしめてみましょう。
今週末も楽しみにお待ちしています!
ybooking@gmail.com