『ジャックは絞首台に!』。 | 言の葉

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『ジャックは絞首台に!』
レオ・ブルース
岡達子(訳) 社会思想社現代教養文庫(現在絶版)
1992.07.30発行

黄疸で病み上がりの歴史教師キャロラス・ディーンは、ゴリンジャー校長の画策により、殺人事件など起こりそうに無い内陸の療養地パディントン・オン・ザ・ヒルのホテルに静養に出掛ける。
しかしパディントン・オン・ザ・ヒルでは、2人の老女が同じ様に絞殺され、マドンナ・リリーを持っている姿で発見される事件が起きていた。
休養に来た筈のキャロラス・ディーンだが、老女達を殺害した犯人を追うべく、関係者に話を聞いて行く。


ホテルに着いた翌日には、『探偵キャロラス・ディーン』を知るボーイに事件が載った新聞を手渡されたキャロラス・ディーン。まんまと捜査を始める。

キャロラス・ディーンの生徒である悪童ルーパート・プリグリーも、イースター休暇が始まると直ぐにパディントン・オン・ザ・ヒルに(キャロラス・ディーンの愛車で勝手に)駆け付ける。
競馬で小遣いを稼ぐ、恐ろしい子ルーパート・プリグリー。
お馴染みムーア警部の新たな赴任先だったりして、キャロラス・ディーンはムーア警部に協力を仰ぐ。

トリック等は無く、直感的な感じで犯人を見付ける探偵だ。
アントニイ・バークリイもこんな感じだよなあ。

キャロラス・ディーン物は3作品しか翻訳が無い筈。作品数は多いのに。
頑張ろうよ、創元推理文庫。続編求む。

【追伸】
『死の扉』は1作目。『ジャックは絞首台に!』は7作目。『骨と髪』は10作目。
キャロラス・ディーン物は、この3作品のみ翻訳がある。