2012年2月5日(日)
大学を卒業してから東京に来て、最初に住んだのが北区王子である。
ここ王子は、日本の紙の発祥地であり、王子駅前には紙の博物館
もある。
紙といえば王子製紙
が有名であるが、この王子から生まれたことは、ここに来てはじめて知ったものである。
王子製紙の初代社長で「日本の製紙王」と言われた藤原銀次郎
という人がいる。
この人が、毎日の仕事を楽しく働くには、として10か条を上げています。
「愉快に働く十か条」
第一条 仕事を必ず自分のものにせよ
自分のやっている仕事はあくまでも自分のものである。
会社でも役員、部長や課長のものでもない。自分ものにしてしまわなければ、楽しくもないし、愉快にもなれず、したがって能率も上がってこない。
第二条 仕事を自分の学問にせよ
どんな仕事も馬鹿にしたり、不平不満の心持で着手してはならない。
どんな仕事にも必ず「学ぶ」ものがあり、新しい「発見」が見つかるものである。
第三条 仕事を自分の趣味にせよ
イヤイヤやっている仕事では、能率も上がらず、成果も出ないし、楽しくも無い。
仕事を仕事ではなく、趣味、道楽としてやっていくことである。そうすれば仕事も苦労と思わず、幸せな人生を送ることができる。
第四条 卒業証書は無き物と思え
仕事上の不平不満は、概して学校出に多い。ことに、その程度が上に上がれば上がるほど、その不平不満が増大するようである。ある学校を出たことを非常にエライことのように考え、与えられた仕事とのギャップで失望感を感じるらしいが、学校と仕事は違う。
会社に入れば、その会社の幼稚園からやり始めなければ到底ものにならない。
第五条 月給の額を忘れよ
一般的に不平不満のもっとも多いのは月給である。
それは、考えようによっては一応もっともであるが、仕事もできず、成果も上げられないのに、月給の不平不満を言われたのでは使う方、使われる方がお互いに苦しい。
愉快に働くためには、月給を忘れよ。月給を忘れて仕事を忘れるな。報酬は必ずその働きを追っかけてくる。
第六条 仕事に使われても人には使われるな
課長に言われたからとか、誰かに命令されたからしかたがないとか、人に命ぜられてから働くようでは、能率も上がらないし、楽しくも無い。
人に使われないで仕事に使われよ。仕事はウソをつかない。
第七条 ときどき必ず大息を抜け
いかに活動的な人でも、いつまでも働く続けることはできない。無理をせず、適度に仕事の大息を抜かなければ成らない。それがまた、実際にはいっそう能率を上げるのである。
第八条 先輩の言行を学べ
必ずしも一言一句まで学ぶ必要は無いし、学んではならないこともたまにある。だが、先輩は先輩であるだけに、どこかしら、後輩の及びがたい美点長所を持ち合わすものである。ことに、経験と思慮を必要する仕事にはそれが多い。ゆえに、愉快に、また意義深い仕事をするためには、この心がけを忘れてはならない。
第九条 あたらしい発明発見に努めよ
ある一つの仕事には、たとえマニュアル化されているものでも、決して未だに完全になり、これ以上の改良の余地が無いというものはほとんど無い。したがって、一つの仕事に没頭すれば、自然とそこに発明発見の機会と能力が生まれてくる。また、その機会と能力を作り出そうと努力すれば、日々の働きがすこぶる愉快極まりないものになってくる。
第十条 仕事の報酬は仕事である
およそ人間は無為にして、一生を過ごすほど寂しいことはあるまい。また、なにもしないで、時を費やすほど苦痛なことはあるまい。したがって、見ようによっては、人間があるひとつの仕事を完成するほど愉快なことは無い。
仕事の最大の報酬は、仕事それ自体である。こう考えてくると、いつ、何をやっても愉快で愉快でならなくなってくる。
(日本の製紙王といわれた藤原銀次郎の言葉より)
人生を面白く、楽しく、愉快に送るための糧としましょう!