10月7日12:47頃に牡羊座の満月です。その前日の6日の夜は、旧暦8月15日にあたる「中秋の名月」で、スーパームーン。
「レッド・オクトーバー」の名の通り、変容の10月ですが、いろんなことが新しく変わっていきそうな雰囲気が満ちています。
満月は、新月からの流れを補完するように働きますが、前回の新月は秋分の前日の乙女座29度で「物事が機能するように整理すること」「やり残してきた課題を片付けること」が示されていました。
それを受けての満月では「新しいやり方を提示して解決しよう」という意欲に満ちています。
日本初の女性総理の内閣で、新しい道が示されるでしょうか!?
少なくとも、その気概は満ちていますよね。天秤座の太陽は理想と希望を象徴する9ハウスにあり、月はそれを日常の中で実践させる3ハウスにあります。
牡羊座を支配する火星は蠍座にあり、天頂に位置しています。やる気は十分。非常に強い力を発揮する配置です。
それだけに、パワーをどこに向けて、どのように使うのかということを、しっかり意図することが求められるでしょう。
何を実現させますか?
力強く道を拓いていけるときですが、気をつけたい点が二点あります。
ひとつは、焦らないこと。牡羊座は素早く行動を起こすサインですが、せっかちで、早急に結果を求めるところがあるでしょう。すぐに結果が出ないからといって癇癪を起こさず、蠍座の火星の粘り強さ、しつこさを発揮していきましょう。
いまひとつは、他者や状況への怒りや苛立ちを、相手のせいにしないこと。思い通りにいかないことを「相手のせい」とすると、激しい感情の応酬になりやすい時期です。怒りが増幅して呪いにまで発展する可能性もあります。蠍座の火星ですからね。
強い感情的な葛藤を感じるときは、その怒りの背後にある苦しさや惨めさや悲しさに目を向けるようにしましょう。深く濃厚な感情に触れて、それをしっかりと感じることができたら、そこから自身を癒すことができるでしょう。
またその感情の中にこそ「本当の望み」があるはずです。何に苦しんでいるのか。本当はどうなりたいのか。それが実現しない世界を嘆くのではなく、それを自分の手で実現させるのです。あなたの葛藤が、その激しい怒りが、その世界を拓くための力となるでしょう。
パワーの使い方と、向ける方向を意図するというのは、そういうことですね。
牡羊座と火星の激しさを上手に生かして、人生を大いに発展させたい、赤い10月です。