7月7日から12月13日までの5ヶ月、海王星が逆行に入ります。
現在の周期では、だいたい1年の後半に世代天体の逆行が起きるようになっていて、今月末には土星も逆行に入りますね。
海王星が牡羊座に入ってから初の逆行であり、海王星が牡羊座を通過するのは、1860年代以来ということになります。
1860年代というのは、日本史上では幕末のハイライト。幕末ドラマで扱われる、桜田門外の変から、薩長同盟、大政奉還、王政復古の大号令、「明治」への改元、江戸から東京への呼称変更などは、すべて1860年代の出来事です。
まさに海王星が牡羊座に入ったことで、社会そのものがまっさらな新しい形に作り替えられた時代だったのですね。
海王星がもたらす「新しい理想の社会」を、牡羊座が実現しようと奮起する時期といえるでしょう。

そんな牡羊座での海王星の逆行は「幻想と真の理想との違いを見極めること」であり「憧れていたものが、本質から回避するためのものだったのではないか」と気づく機会であり「本当に自分の夢なのか、誰かの夢と同一化していないか」を確かめる機会でもあるかもしれません。
海王星が神秘のヴェールで覆い隠している真実を見ることができる好機です。
憧れていた人が「自分を利用していたのだ」と気づくことや、相手のためと思ってやっていたことが「自分の問題から目を逸らす手段だった」と理解すること、頑張ってきたことが「誰かから認められるためにやっていた」と認知することなど。
夢から醒めて、がっかりすることもあるでしょう。
でも、そこから改めて自分の本質と繋がることができます。幻想が破れた時こそ、その底にあった本当の自分の願いに気づくことができるでしょう。
「成功したい」「到達したい」というものの背後にある「どうしてそれを望んでいるのか」「なんのためにそこへ向かっているのか」という動機に気づくことが、この海王星逆行のポイントです。
いま、どこへ向かっていけばよいのか、わからなくなっている人は、その最初の動機を見失っている可能性があります。
いまひとたび、自身の内側に潜って、他の誰にも汚染されていない、純粋な夢や憧れを見出すときです。
本当に望む生き方とは、なんでしょうか。
なんのために「そうしたい」のでしょうか。
霧の奥に隠れた、自分の真実を見出す時期です。