金星には影がついてまわる | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

天王星の名前の由来は、天空神のウラヌス。

 

傍若無人な彼は、天空を自由に支配して生きることを邪魔されるのを厭い、生まれた子どもたちを妻である大地の女神ガイアの胎内に押し戻し続けました。

 

子どもたちは生まれても、地下に幽閉されて地上に出られず、その数がどんどん増え続けることにガイアはうんざりします。

 

それに協力したのが、末子のクロノスです。土星クロノスは農耕のプロセスを象徴する神で、大鎌を持った姿で描かれますが、これは母ガイアからもらった不壊の金属アダマスで造られた鎌。

 

これで、父ウラヌスの男性器を去勢します。

 

このウラヌスの男性器が、海に落ちて、その泡から生まれたのが、愛と美の女神アプロディーテ。ウラヌスが父…というよりも、ウラヌスの一部が変容した姿であることから、金星には天王星的な要素がおおいに含まれているのですね。

 

 

ちなみに、このふたつの惑星は、自転の向きが逆行しているという共通点があります。他の惑星たちが反時計回りなのに、このふたつは時計回り。すなわち、金星と天王星においては、太陽は西から昇り、東へ沈むことになります。

 

そして、ウラヌスの男性器が切り落とされたとき、その血が大地に滴って生まれたのが、エリニュスの女神たちです。

 

アレクト・メガイラ・ティシポネの三姉妹は、それぞれ「休まぬ怒り」「嫉妬」「死の報復」を司どる、リベンジの女神。

 

彼女たちは、アプロディーテと共に誕生した、金星の影のような存在ですから、私たちの金星のあるところに、常についてまわります。

 

キラキラした金星には影がつきもので、これはあらゆる人間関係や、社会における自己価値といった、金星が主役になる場面において、必ず伴うものといえるでしょう。

 

金星の影をないものとして扱ったり、遠ざけたり、否定したりするほど、投影を通して、私たちはそれを体験することになります。

 

この仕組みを知って、自分の中にあるその部分を、しっかりと受け入れることが大事ですね。

 

影の部分を厭って「面倒くさい感情や関係を切り捨てる」と、かえって対人関係に悩まされることになるのは、そのためです。