【新月】2026蠍座新月✴︎浄化の昏い夜 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

11月20日15:47に蠍座で新月を迎えます。

 

太陽が射手座に入る2日前の、蠍座28度の「涙の度数」の新月。

 

ここ一週間ぐらい、水のグランド・トライン+アルファが際立つ配置が続いていますが、そのピークという感じですね。蠍座の太陽に対し、木星以遠の世代天体が全参加して作り出す三角とカイトが、隠れていたものを根こそぎ洗い出すような時期です。

 

 

感情が激しく動いたり、体調が不安定になったり、対人関係で心が揺れたりしている方も多いでしょう。いろんな物事の節目を感じることもありそうです。

 

エレメントの水の最たる役割は浄化にあります。食器や衣服を洗うときも、体を洗うときも、場を浄めるときも、私たちは水を使います。

 

すべてを洗い流す水。時間の経過と共に、部屋に自然と埃が積もるように、体に汗や汚れが溜まるように、心には毒素が溜まっていきます。日々の生活ややりとりだけで、心は少しずつ疲弊し、消耗するのですね。大きな危機やストレスを体験すると、尚更です。

 

それらの毒素は心が揺れて、涙が溢れることで、排出されます。

 

心にもやっと存在している感情を見つけ出し、どんな種類か特定して「嫌だ」「辛い」「しんどい」「悲しい」と名前をつけると、私たちの心は落ち着いて、安心を取り戻すでしょう。

 

「悲しかったんだね」「辛いよね」「しんどいよね」「嫌だよね」と、共感されるとモヤモヤは「わかってもらえた」とホッとし、その居場所を見つけるのですね。

 

居場所がないとき、感情は投影を起こして「より大きく感情を揺り動かす出来事」を引き起こしたり、感情的な人物を出現させて、その人とうまく付き合えるようになるまで厄介な関わりが続いたりします。

 

 

集団の中で溜め込まれた毒素は、それを投影させるスケープ・ゴートを作り出すため、みんなの溜まった闇を表現する問題児を生み出すこともあるでしょう。

 

厄介で扱いにくい人は、自分の心から切り離された一部かもしれません。

 

「鬼滅の刃」の世界興行が1000億を超えたとニュースでやっていましたが、敵であるはずの鬼は人の怒りや恨みから生まれ、戦いののち、炭治郎に同情を寄せられることで浄化されます。

 

激しい怒りや恨みや悲しみは、どこから生まれるのでしょうか。それは過酷な社会や人間関係からですね。生きづらい世の中。愛のない関係性。

 

その激しさから立ち上ったものに、愛と理解を寄せて浄めていく。

 

いまこそ世界を浄化するときだと告げているような、涙の新月です。