あと10日ほどで木星が蟹座に入るため、現在は木星双子座期のラストスパートですね。
ここのところ、双子座の太陽が水星がコンジャンクションの日が続いているので、いつも以上に慌ただしいかもしれません。予定が山盛り満載になりやすい時ではないでしょうか。
しかし、トラサタ天体との関わりで、いろんなことが予定通りに進まないことも多いので、フレキシブルにいきたいときですね。あっちも、こっちもと、対応しなくてはならないことが増えやすい傾向があります。
物も人も情報も多く行き交い、いろんな物事が加速的に発展していく時ですが、あまりにも頭ばかりを使い過ぎると、その反動で身体が疲れてしまいます。双子座はそんなにタフな星座ではないので、動く時は動いて、休む時にはしっかり休みたいですね。
昨年、木星が双子座に入った時に、よく言っていたのが「得意の逆を鍛えること」でした。
実に双子座らしいテーマですが、双子座のカストルとポルックスは真逆の性質の兄弟なんですね。優等生のカストルと、不良のポルックス。
これは実際の兄弟姉妹で起こりがちなのですが、上の人が優等生タイプだと、下の人がお笑いタイプになったり、三人いると真ん中がクールタイプになったり、1人は問題児になったりと、基本的に兄弟姉妹は「キャラ被り」を避ける傾向にあります。
優等生タイプでも、仕切るリーダー系の優等生と、クールでマイペースに見せかけた優等生に分かれたりですね。
そして家庭内で身についたキャラを、私たちは同級生や同僚や友人の間で繰り返しがちですね。しっかり者は、どこでもしっかりするし、甘えん坊はどこでも甘えます。
そうすると、才能の片側だけが鍛えられているけれど、もう片側がなかなか育たないという偏りが起こります。
甘えん坊キャラの人は、甘えて人に頼る才能は磨かれても、自立する、一人でやってみる、自分から仕切ってみるという才能はなかなか育ちません。
そこで「得意の逆を鍛えること」が大事になってくるのですね。
双子座の時期に、あえて逆をやってみること。いつものパターンを外すこと。そうすることで「持ち前のキャラがあるけれど、実はその逆もできる」というマルチな才能を鍛えることができるのです。これぞ、二重の星座の特権ですね。
木星が蟹座に入ると、じっくりと育てる、過去からやってきたものを大事にしながら、さらに発展させるという段階がやってきます。
そこにすっと入っていくためにも、両輪を鍛えておくことが欠かせないのです。
忙しい日々が続くと思いますが「逆の側を鍛える」を、ちょっと意識してみてくださいね。