【満月】2024双子座満月★すべては過ぎ去る | ***Walk on the light side

***Walk on the light side

銀河に煌く星たちのように

12月15日は双子座の満月ですふたご座


本年最後のコールドムーン。12月の満月はコールドムーンというそうですね。日が沈んだ直後の満月なので、低めの東の空、12ハウスの領域で輝く月を見ることができるでしょう。

 

やることがたくさんで、まさに走るように駆け抜けていく「師走」かと思います。つい忙しさに追われがちですが、この時期は実に癒しやヒーリングに適したタイミングなのだなと、満月図を見ていて、つくづく感じました。

 

現在、絶賛「毒出し期」ともいえる星の配置です。あと回しにしてきた問題が浮き彫りになったり、人間関係での不満や苛立ちが募ったり、体調の不調やシステムの不備などが表面化しやすい時期ともいえるでしょう。

 

それらを適当にやり過ごしたり、目先の問題にだけ対処するという選択もできますが、さらに一歩踏み込むことで、深いレベルから癒していったり、長年の執着を手放したりすることもできるタイミングです。

 

気がつかなかったことにするのか、しっかりと向き合って、それらの課題を根本から解消するのか……どちらの選択も可能ですが、2025年の新しい星たちのサイクルに入る前に、不要なものを手放しておくと、軽やかに進むことができるかもしれません。

 

 

今日は「12感覚と12星座」の講座をしていたのですが、その中で「いろは歌」をみんなで読み解いていました。「いろはにほへと」の「いろは歌」です。

 

射手座のシーズンにふさわしい、深い教訓に満ちた歌だなと、改めて感じました。

 

色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見し 酔ひもせず

 

<意訳>

咲き誇る花も、やがて散っていきます。どんな人も、ずっと同じ姿や状態でいることはできないでしょう。さまざまな因縁がある人生を、今日もまたひとつ、越えていきます。酔った気分で儚い夢を見るのではなく、しっかりと現実を見て生きていきましょう。

 

 

「有為」とは、目に見えるものも、見えないものも含めたすべての存在するもののことで、そのようなさまざまな因果や因縁に満ちた世界を「(越えるのが困難な)奥深い山」と表現しているそうです。

 

12ハウスの月は、まさに「有為の奥山、今日越えて」のようなものだと感じました。

 

新しいサイクルに入るために、未練があっても、名残惜しくても、執着していても、それをそっと手放して、進んでいく。

 

すべては、過ぎ去る。自分という器の中を、あらゆるものが通り抜けて、次の世界へと進んでいく——そんな双子座の満月です。