12月7日から2月24日まで火星が逆行します。
逆行が開始されるとき、火星は獅子座に位置しています。これは火星の配置としてはなかなか強気に傾きやすく、自我を貫き、強く主張したいという組み合わせ。
プライドも高くなり「自分は間違っていないのだ」と正義を声高に表現する傾向が見られるでしょう。
一方で、向かいには水瓶座に入ったばかりの冥王星があります。これはあらゆる物事の透明性と公平性を重視するでしょう。
重箱の隅をつつくかのように「これがおかしいのではないか」「これは不正ではないか」と、あらゆる矛盾や問題点を見つけようとするのは、法の公平性やすべての人権の尊重を重要視するからですね。
さらに現在の太陽が通過している射手座もまた、木星という法を司る星座。お互いに「自分の主張が正しい」と一歩も譲らないということであれば、訴訟にまで発展する可能性もあります。
獅子座の火星が逆行を始めることで、先に逆行している水星や木星、天王星などと共鳴して、乱暴な展開を引き起こすかもしれません。しばらく情勢などの成り行きを見守りたい時期ですね。
行政が揺れるときですが、小さなレベルにおいては地方政治や各企業の方向性にも、影響が現れるでしょう。
また、個人の中でも「思いきって、何かを変えたい」という思いが強くなる時期ではないでしょうか。
こういうときは不満やフラストレーション、心地悪さに目を向けて、それをきっかけに、物事を変えるのに良いタイミングだと思います。
師走で忙しい方も多いと思いますが、自分の内なる変革のために、この逆行火星のパワーを活かすと良いのではないでしょうか。