地の星座の内向性と外向性については、どのように表現できるでしょうか?
地の星座の外向的な性質は、体験を通じて客観的にも実感できる成果や手応え、豊かさを目の前に積み上げていくことにあるでしょう。
それはわかりやすい成功の象徴であり、多くの富を得ることや社会的な地位を確立することです。例えば、事業が拡大したり、年収が増加したりすることを目的として、効率的にビジネスを発展させたり、資産を増やしたり、レアなアイテムを収集したり、ラグジュアリーな生活を楽しむなどの行動につながるでしょう。
目に見える現実的な力と成果を持つたびに、内なる力が増幅して、さらに次の活動へと駆り立てられるかもしれません。
一方、地の星座が内向的に傾くと、さまざまな体験がより内面的な感覚として捉えられ、繊細な性質が強くなる傾向があります。いわゆるHSP(Highly Sensitive Person)とか「繊細さん」は、内向的な地の星座や水の星座の人に多く見られる特徴です。
体感覚が鋭敏になり、ちょっとしたことを不快に感じやすくなるでしょう。不快さは「安全ではない」という感覚につながりやすいため、未知の体験に対して慎重になりやすい側面も持ち合わせています。
そのため、人生を大胆に発展させるよりも、安全な環境で確実に生きることを大切にし、そこで穏やかで丁寧な仕事ぶりを発揮するでしょう。体感覚が鋭敏な分、手仕事は細やかで感性が鋭く、美しいものを創り出す才能が高まります。
しかし、ペースややり方に干渉されることを好まず、外向的なタイプの人と関わること、そのものに疲弊することも多いでしょう。
大きな声、たくさんの情報、圧倒的な雰囲気は、内向的な地のタイプには「too much」なのです。
そういったものにさらされたあとは、自分の世界に閉じこもり、心身を静かに守ろうとする傾向が高まるでしょう。
さらに、他者が体感していることを感じ取る傾向もあり、例えば暴力的なシーンを見ると、自分の内側が傷ついたように感じたり、ケガや病気の人がそばにいると、自分もその箇所が痛くなったりすることも起こります。
そういった鋭い感覚を持て余すこともあるかもしれませんが、その繊細さを武器として活用できたら、生きやすくなるでしょう。