【新月】2024乙女座新月★極めて現実的に知性と共に | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

9月3日に乙女座の新月です。10ハウスの新月で、未来に向かって力強く進もうとするエネルギーが満ちるでしょう。

一方で、180度反対側には魚座に位置する逆行の土星が4ハウスにあって、過去に受けたダメージや傷ついた土地が足元にあることを示しています。

 

龍の年は災害が多くなると年初に東洋占術の先生から聞きましたが、天候を司る木星が破壊を象徴する火星と共に働いたり、大自然の力を象徴する海王星が、予測不能な動きをもたらす天王星、死の恐怖をもたらす冥王星と共に作用することで、今年と来年はさまざまな出来事が起こる可能性があるでしょう。



激しい大自然の脅威を古来、人間は神の怒りだと考えて、何とか鎮まってもらおうと、祈りや貢ぎ物を繰り返してきた歴史があります。このような神事の儀式は乙女座の象徴ですね。

 

予測不可能な気まぐれな自然の変化が海王星によって支配される魚座と関連するのだとすると、その変化に気まぐれな神に仕える巫女が乙女座であるともいえます。

 

乙女座は一見、従順に奉仕するように見える職業……例えば秘書やマネージャー、女将や看護師等と関係しています。しかし実際には、奉仕する彼らの気まぐれな行動パターンをよく理解していて「こういうときはこうすれば良い」「あれは放っておけば、いずれおさまる」といった、いくつもの対処法を持っているでしょう。

 

乙女座のサビアンの中に「技と個性を披露するライオンの調教師」というものがありますが、これなどまさに「猛獣使い」であり、強い自然の本能を持っているものを、上手に操る力を表しています。

相手が予期しない動きをしてきたときは、何が起きているのかを把握し、新たに対策をしたり、考えを速やかに改めたりと、相手とのバランスを推し量りつつ、迅速に対応することが求められます。

 

 

そこには極めて現実的な煌めく知性があり、それは状況をよく観察して、その動きを分析し、次に起こることを予測しながら動く能力でもあるでしょう。

 

乙女座は広義の意味で「調律師」とも言える存在で、対象となるものを繊細に整えて、常に最良の状態を保つように働きかけます。その性質は、経年劣化をなるべく遅らせて、機能させ続ける力ともいえるでしょう。

 

疲弊した街や秩序、そして疲れきった心と身体を癒して、回復させるのも乙女座の役割ですね。

どうか内なる乙女座の力をフルに活かして、心身を整え、この自然と共存する世界でたくましく生き抜いてくださいね。