あらゆる固着化から自由になる天王星 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

天王星による世代の特徴、蠍座・射手座・山羊座・水瓶座まで、インスタにアップしました。

 

 

 

時系列で並べてみると、天王星がある星座に入っている時期に、社会がその星座の象徴する出来事を新しい形に進化させていることが、とてもよく見えてきます。

 

天王星は、その星座の象徴するテーマを発展させるために、それを妨げるあらゆる外的要因から自由になろうとするでしょう。

 

たとえば射手座であれば、思想・教育に関して個人の可能性を制限する全ての古い制約から自由になろうとします。

 

教育であれば、子どもの個性の発展を妨げるあらゆる外的要因と戦いながら、子どもの可能性が存分に引き出されるような教育方式を作り出そうとするのですね。

 

ジェフ・グリーンによると、いまから3周前の1800年代前半の射手座天王星期に、ドイツで「幼稚園」という概念が出現したそうです。

 

そのヴィジョンはとても美しく、それは「子どもたちは花である」という考えのもとに方針が作られました。すなわち、子どもたちはそれぞれが異なる色と形を持っていて、より多くの酸素を必要とするものもあれば、窒素を求めるものがあり、日光や水を多く求めるものもある、という発想です。

 

1980年代の射手座天王星期には、世界のあちこちで、さまざまなオルタナティブ・スクールが盛んになりました。

 

うちの息子が通っていた「きのくに子ども村学園」もこの期間に「新しい学校をつくる会」が発足されて、射手座天王星期の8年を要したあとに開校されています。

 

教育理念は「まずは子どもを幸せにしよう。すべてはそのあとに続く」チャイムがない、宿題がない、テストがないという自由な学校で、すべてを子どもたちで決めるという方針がとられています。

 

とはいえ、実際には始まって何年も経つと「既存の形(土星)」が生まれていき、次第に当初の目的が形骸化されていくことは否めません。

 

天王星の本質は、そのような状況に対して常に新しい電気信号を送り続けること……すなわち形骸化させる暇なく、絶えず新しい挑戦と変革を続けることで、あらゆる固着化から自由でいようとする、その働きにあるでしょう。