5月26日8:16に木星が双子座に入宮します
ここから2025年6月10日までの1年間、双子座方向に木星の後押しが向けられるでしょう。
水瓶座の冥王星が角度を作るので、ただ発展するだけでなく、著しく進化していく感じもありますね。
2024年の春分に描かれていたテーマに、日常の営みや基盤がガラッと変容していくことが描かれていました。
実際に物価高騰と円安のダブルパンチに、労働者と技術者不足など、日常を取り巻く状況の先行きに不安を感じることも多いでしょう。
そこへやってきた木星の双子座入りです。
この双子は数々の冒険を潜り抜けてきた、賢く勇猛な兄弟ですね。
この双子の兄弟カストルとポルックスはセント・エルモの火としても知られています。
航海中に嵐に巻き込まれたとき、帆柱の先端に踊る青い炎がふたつ現れると、これはカストルとポルックスの顕現であり、たちまち嵐を鎮める力があるとされます。
つまり、このふたりは厳しい状況を鎮める力を持っているということですね。
閉塞した状況のなかで、苦しく、どうしようもないとき、トリックスターとして現れて、状況をかき乱すと同時にひっくり返すのは、双子座そして水星の力なのです。
それはむずかしい顔をして、四角四面の考えに取りつかれているときには、やってこないかもしれません。
ガチガチに水も漏らさぬ計画を立てて、その通りにしなければと強迫的になっているときにも、やってこないでしょう。
オープンにひらいて、やってくる流れに身をゆだね、その波と共に揺れ動いているときに、煌めく炎が見えるのかもしれません。
軽やかに、遊び心をもって、ひらめきと共に。
いろいろと予想されることはあるけれど、先のことは実際にどうなるのかわからないし、それは常に、いまこの瞬間の選択から創られていきます。
閉塞した状況に風穴をあけて、軽やかに状況を覆していきたい、双子座の木星期のはじまりです。