月が出生図の7ハウスを通過する2日間は、身近な対人関係がテーマとなるでしょう。
いつもより自分の内にある感情を相手に投影しやすいタイミングとなります。
もしあなたが充分に愛に満ちた気分でいるなら、彼らからも愛されて、しっかりとサポートされていることを感じ、とても良い気分で過ごすことができるでしょう。
しかし、心の内側に不安を感じていたり、不満が募っていたりする場合は、これも投影するため、相手への要求が増したり、嫉妬や独占欲が高まったりすることがありそうです。
さらにそのときの相手の態度次第では、そこにリアクションをしてしまい、無視したり、拒絶したり、拒絶されたような気分に陥ったりして、相手との関係に一喜一憂することにもなるでしょう。
いつもより感情的になりやすく、そこには「いつものお決まりのパターン」があるのですが、そこに陥って「ああ、どうしてこうなっちゃうんだろう」と途方に暮れる可能性も……。
相手の挑発にのって感情が揺れると「ひとりでいるほうがマシ」とか「放っておいてほしい」とか「どうせ本当に私を大事にしてくれる人なんて、どこにもいないんだ」という気分にハマって、心まで閉じてしまうかもしれません。
これは子どもの頃に母親とのあいだで持っていたパターンを再現させる期間です。
母親とのあいだで繰り広げられた関係を、ポジティブなものも、ネガティブなものも、身近な人とのあいだに投影しやすい時期なのです。
そこに気づいていることで、自分の心が持っている「パターン」を発見することができるでしょう。
そしてそれがリアクションから自由になるための唯一の手段にもなり得ます。意識的にそのことに気づいておきたい2日間です。