2024年の春分です!!
早いものですね。占星術ではここが新しい太陽サイクルのスタート地点。
太陽が春分点に到達した瞬間のチャートから、この1年のおおよその流れや方向性を読むことができます。
2024春分図の詳細な解説は朝型美人さんで提供中の動画でお送りしています。
インスタにも簡単に載せておりますので、よかったら、合わせてご覧ください。
こちらは過去を遡り、2020年の春分図です。
いわゆる木星・土星・冥王星のトリプル・グレート・コンジャンクションの年で「何か現実が激しく変容するような出来事が起こる!!」と予想されておりましたが、火星を伴う形で6ハウスに位置することから、私たちの健全な生活と健康が脅かされる形でやってきました。
6ハウスは家庭や職場、学校といった「日常の場」も象徴するので、それらの管理体制が危機的状況に陥ったわけですね。
これが7ハウスと隣接し、また9ハウスからも影響しているため、自発的な要因ではなく外部から、海外からやってきた影響で変わらざるを得なかったというところでもあるでしょう。
お次は昨年2023の春分図。
大半の星が12-1ハウスに入る「終わりと始まり」の1年となりました。
これまでのコロナ禍が終わっていき、その後処理などをしつつ、しかしコロナ前とは異なる新しい社会の形をひらいていく雰囲気が満ちています。
12ハウスが強化されたため、長いあいだ隠されてきた因習が次々と暴露されていくことも同時に起きる年でした。
冥王星が天頂の高い配置にあり、企業や地方の力を高めていくと同時に、古く経年劣化したものは廃れていく流れもあります。
そして、2024年春分図がこちら。
ほぼすべての惑星が天上に集まりますが、月の真向かいにドーンと冥王星があるのが気になりますね。天頂近くの太陽・海王星が調停に入っていますが「黒船がきたぞ!」という感じがします。9ハウスだからでしょうか。
世界の変遷の波に揉まれて、変わらざる得ないような、外圧に押し負けて不利な形の条約を結んでしまった幕末の政府のような雰囲気もあります(個人の感想です…)
冥王星による生活の変化、くるしさ、圧迫感もありますが、9ハウスが強調されているため、これまで見過ごされてきたマイノリティな人たちや、力なき一般市民にも、しっかりと主張する権利や力が取り戻されるかと思います。
価値観や道徳観念の変化が大きそうですね。変わる必要があるし、声をあげる必要もありそうです。
しかし、そこが過剰になりすぎると「言ったもんは勝ち」となりますが、それはまた9ハウスゆえに、全体にとって納得できるような社会的な正義やモラルのバランスがとられていくことになるでしょう。
自由に個人が発信できるときだからこそ、そのルールがシビアに作られていくときです。
また全般的に受け身でいると「どんどん生活が苦しくなって…」「先に対する不安…」といったことも起こりそうですが、太陽や月に対する冥王星や海王星に相乗りすることで、思いきって人生を変化させることもできるでしょう。
脱皮やリセットの勢いにのって、これまでとはまったく異なる生き方を始めることもできるときです。
誰もが多かれ少なかれ「変わりたい」「違うところへ行ってみたい」と感じるときだと思います。その思いやひらめきを「ないこと」にしないで、その波に乗ってチャレンジすると、人生の新しい1ページがひらかれる2024年となるでしょう。