こないだ横浜の研究クラスにて「夢と占星術」をテーマにご参加のみなさんと夢やメディアや投影について掘り下げていきました。
みなさんの見ている夢の中に、どんな形で自身の内側で起きていることが表れているのか、シンボルを通して探っていきます。
眠っているときに見る夢の世界は一見、無秩序で脈絡がないように感じられるかもしれません。
時間も場所も混沌としていて、すべてがつながっているように感じられる夢の世界は、そのまんま私たちの無意識の世界の様相でもあるでしょう。
時折、自分でも気づかないうちに繰り返している口癖や仕草というものがあります。
「なんであんなことと言ってしまったんだろう(やってしまったんだろう)」ということもたびたび起こりますね。
ではその無意識に表れたものに意味はないのか?というとそんなことはなく、むしろそこにはハッキリとその動機づけとなる本能的な衝動や抑圧された感情があるでしょう。
無意識の世界は占星術では12ハウスの領域です。
そしてそこは海王星と木星の本拠地でもあります。
海王星はすべてを含み、そこから表れた部分に意味を見出すことを木星が助けてくれます。
タロットを読むときと同じですね。
78枚のタロットは、ひとつの源から分かれた78の側面で、そこに描かれた絵柄、モチーフ、色、数には製作者の意図が含まれます。
パッとめくったカードから、私たちは木星を使って意味を見出します。
夢の謎を解いていくのは、この作業とよく似ています。
しかも占星術をやっている人にはヒントとなるホロスコープがあるのです。
個人は世界で起きるあらゆることを自身の星を通して体験します。
製作者が何かを作るとき、そのモチーフは元々自分の内にあるもので、それを外の世界に投影しますよね。
多彩で複雑な夢を作り出しているクリエイターは自分自身。
ですからチャートの中に、夢を紐解くヒントがあるでしょう。