タイトな魚座の合と、モイストな愛 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

現在、太陽・水星・土星が魚座の前半でかなりタイトなコンジャンクションを作っている影響か、なかなか精神的にしんどく感じております。

 


この合には参加していないけれど、海王星も魚座にあって、4天体のステリウム。冥王星と金星・火星は水瓶座にあり、天王星とスクエア……。

 

この配置のもたらす作用はいろいろあると思いますが、ひとつに感受性が強くなりすぎること、そしてその傷つきを投影したり、されたりすることが挙げられるのではないでしょうか。

 

いつも以上にさまざまな刺激に敏感になりやすく、ちょっとした態度や言葉に「否定された」「拒絶された」と感じやすい時期だと思います。

 

それが無意識のうちに起きるので、いつもと同じように仕事して、人と会っているだけで「なんだか疲れたな…」と精神的に疲労を感じることも多いでしょう。

 

繊細な心の揺れ動きに連動して、過去から持ち越して、感じずにきたものが浮上しやすいときです。

 

それはある意味「終わらせるため」「手放すため」に浮上してきたもの。その痛みや傷つきを感じて、泣いたり嘆いたりすることで、心の傷を癒やすチャンスだといえるでしょう。

 

重く、不安なものが浮上してきたときに「気のせいだ」とやり過ごしたり、押し戻したりすると、鬱っぽくなります。

 

どんなものでも、出てこようとしているものを抑えるには、力が必要ですよね。精神の中で浮上しようとしているものを抑えれば抑えるほど、多大な力を必要とするため、心は硬く冷えていき、感じにくく、憂鬱になっていきます。

 

 

魚座は、冬の凍った大地を溶かす、湿気を多分に含んだ愛の星座。頑なに凍った感情が解けるには、涙と感情の揺れ動きが必要なのでしょう。

 

そのためこの時期は心がうつろいやすく、他者との境界線が薄くなり、簡単にお互いの感情を投影したりされたりしやすいときです。

 

感受性の強い人は、何が起きたわけでもないのにイライラしたり、悲しくなったり、重くなったり、かと思ったら急になんでもなくなったりといったことが起こりやすいでしょう。

 

こういっためまぐるしく移り変わる感情に振り回されたり、思考が混乱したりもしやすいときですね。

 

起きてもいないことを妄想して不安に駆られたり、それを誰かに何とかしてもらおうとしたりする傾向も高まります。

 

そういうときは、まずは落ち着きましょう。

 

魚座を安定させるカギは向かいの乙女座にあります。きちんと地に足をつけて、起きていないことではなく、目の前の現実にあることだけを丁寧に整理すること。

 

心身が疲れていると余計に繊細さが増していくので、頭と身体を柔らかくストレッチして、深くしっかりとした睡眠をとることが助けになるでしょう。

 

魚座の愛と慈しみをもって、やさしく、やわらかく過ごしたいときですね。