2月10日8:00に水瓶座の新月です
11-12ハウスに惑星が集まるステリウムの新月。ここから火星と金星が相次いで入ることで、惑星が水瓶座に集結する時期が到来します。
今回の水瓶座の新月については、インスタの方におおまかな特徴を書きました。
こちらではこれからますます強い影響を持つことになる「水瓶座」という星座の話をしてみたいと思います。
1回では終わらないと思いますが、まあ冥王星も入ったことだし、ここでしっかりとおさらいしておきましょう。
◇水瓶座は人間のサイン
タロットカードの「運命の輪」や「世界」の四隅には、四大エレメントを表す四大聖獣が描かれていますが、風の水瓶座のシンボルは羽をつけた人間です。
シンボルに人間が含まれる星座(ヒューマン・サイン)は、双子座、乙女座、天秤座、射手座の上半身、そして水瓶座ですが、その中でも「人間」であるのは、水瓶を持った少年ガニュメデスだけですね。
双子座のカストルも人間なのですが、かたわれのポルックスは神の子ですから、半神半人の双子という特殊な立場です。
トロイアの王子ガニュメデスは、あまりにも美しく輝いていたので、ゼウスに気に入られて天界へ連れていかれ、神々のお酌係となりました。彼の持つ水瓶からは、神々の飲む不老不死の酒ネクタルが流れます。
結局はガニュメデスも天界の一員に仲間入りするので普通ではないのですが、元々は人間の少年であり、神の世界にアセンションしたわけですね。
ちなみにサビアンでも水瓶座の最終度数で、ブラザーフッド教団(人間でありながらアセンデッドマスターとなり、他の人々を導く存在たち)の門戸を叩くため、こちらもアセンションと関係するわけです。
◇アセンションとは、なんぞや?
という問いが生じるわけですが、スピ界では「2012年に人類はアセンションする!」というのが、12~13年前頃のブームでした。
2011-12年はアセンションに始まり、カーディナル・クライマックス、ヴィーナス・トランジットと、派手なイベントが立て続けにあって、忙しかったものです。
水瓶座でアセンションというと「人間性のめざめ」に尽きるわけですが、そもそも先に挙げたヒューマン・サインの特徴として「人間らしい理知的なコミュニケーションをとって、お互いに理解し合いましょう」というものがあります。
ヒューマン・サインの方々は学ぶことが好きですね。知りたいし、理解したいし、そこから共に考えて、良き世界を作っていきましょう、という特徴があります。
「え…そんなの、当然じゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、基本的に人間は自分を知らないし、自分でしていることをわかってもいません。
つい出来心でやってしまったり、本心とは裏腹なことをしたり、イヤなのに離れたり別れなかったりするし、好きなことを遠ざけたり、したいことを後回しにしたり、好きでもないのに続けてしまったりします。
自分でも、よくわからないままに。
水瓶座は人間らしい理性を象徴し「目に見えないものの法則を読み解く」星座です。
精神構造がどのように成り立っているのか、どんなメカニズムで感情が動くのかを理解して、自身の本能的な部分(ビースト性)に交渉し、折り合いをつける努力をしようという、その人間らしい姿勢を持つことをアセンションと呼ぶのではないかと思うのです。
やっぱり続きます。