天体の品位と、多彩な惑星の表現 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

インスタで天体の品位<エッセンシャル・ディグニティ>について、ちょこちょこアップしております。

 

 

占星術では、古くから知られるテクニックですが、最近は特に日本ではあまり扱われないような気がします。

 

ですが「伝統的な知恵を、現代の技術に取り入れる」という水瓶座に冥王星が入宮したら、これを現代風にアレンジした形で、みなさまにご紹介したくなりました。

 

この「品位」というのは、惑星がある星座に位置しているときは、居心地よくその惑星の能力を存分に発揮することができて(エッセンシャル・ディグニティ)、別のある星座に位置しているときは、居心地が悪く、存分に発揮できない(アクシデンタル・ディグニティ)というものです。

 

ある種のポジショニングですね。チームでどのポジションにいるとき、最高に有能さを発揮できるのか…という能力を見極めることは監督の仕事です(ゆえにこれは山羊座の能力です)

 

人材に限らず、物でもなんでも、その本質が引き出されるところに配置するというのが「本質的な(エッセンシャル)配置」ですね。

 

「あいつにはセンターをやる資質がある」と見出して、実際にその能力を引き出すことができたらベストなわけです。

 

逆に本当は能力があるにも関わらず、それを活かす機会が得られない…ということもあるでしょう。この配置に冠する「アクシデンタル」は、アクシデントの形容詞ですから、偶発的な予想外のことが起こりやすい配置ともいえます。

 

個性を活かせるか、活かせないか、どんな風に働くのか……という特徴を知ることは、私たちがひとつの惑星の多様な質を理解することにもつながるでしょう。

 

 

たとえば火星という惑星のイメージとして、占星術では「強く、激しく、活発で、時に攻撃的。アクティブにグイグイと道を切り拓いたり、パッと率先してリーダーシップを示したりする」といった感じで紹介されます。

 

すると、そのように表現している人をみると「あの人は火星を上手に活かしている」と感じるし、逆に気弱で意見をいえない人をみると「火星がうまく使えていない」と感じるかもしれません。

 

しかしディグニティを学ぶと、火星には多彩な表現の幅があることがわかります。

 

たとえば、相手の挑発にのらず、いきり立たずに、慎重に淡々と自分のペースで進んでいく火星があります。

 

聞き役に徹して、みんなのバランスをとることで、場をリードする火星もあります。

 

自分の安心できる土台を守り、それを維持することに強い意志を貫いていく火星の表現もあるでしょう。

 

こういった多彩な幅を知ることで「ああ自分はこんな風に火星を表現しているのかもしれない」「あの人はこうかも…」と、広くとらえることができるでしょう。これはサインとの組み合わせを考えるのにも役立ちますね。

 

自身の個性を尊重すると同時に、相手の個性も尊重していきたい水瓶座の時代に、学んでいきたいトピックスであります。

 

ということで、インスタで不定期にアップしていきたいと思います。また講座も開催する予定です。