昨日23日の15:00すぎに水星が逆行したまま射手座へと戻りました。このまましばらく、魚座の海王星とスクエアの角度を作る日々がお正月まで続きます。
これについてはこないだも書きましたが、混乱や不安を生み出しやすい配置ですね。人出の多い場所に出かけるときや、交通機関をお使いの際は余裕を持っていくと良いと思います。
一方で癒しや無意識の世界とつながってインナーワークをするには最適な配置でもあります。過去に置いてきた感情を再体験したり、自身では気が付いていない部分を解放したりですね。
年末年始の忙しい時期ではありますが、すこし時間を作って、ハートを解放しても良いのではと思います。
私は25日の朝から毎年恒例の夢ワークが始まります。
過去にも紹介したことがありますが、25日から12日間続けて夢を記録するワークです。その12日間の夢はそれぞれ、翌年の12か月に起こることと関わっているとされるのですね。
25日の夢は1月、26日の夢は2月、27日は3月……といった感じで、1日毎の夢がそれぞれの1カ月に相応します。
この夢ワークを何年も同じメンバーでやっているのですが、普段は連絡を取り合わなくても、この時期になると「今年もそろそろですな」という感じで季節労働者のように自発的に集まってやり始めます(笑)
夢は今の自分に何が起きているのかを教えてくれたり、これから起きることの一端を知らせてくれたり、気づかずにいることを警告してくれたりします。それらはすべて無意識の世界から意識している自身への問いかけですね。
無意識からの問いかけが、意識と合流するさまを表しているのは、タロットでいうところの「The Moon」です。
池から上がってきたザリガニが、無意識の層から感情やイメージを通して上ってくるメッセージということになります。
昨日の夢はとても印象的だったのですが、夢の中で私は古くて大きな日本家屋の中を歩いていました。
廊下を歩いていると、扉の開いた部屋が並んでいて、それぞれの部屋に三人の異なるタイプの占い師がいます。そのうちのひとりは「教祖」みたいに呼ばれている男性で、信者からの貢物もあるようですが、夢の中の私は彼のことを「うさんくさい」と感じています。
二階へ上がると、障子で閉められた広い部屋があり、その部屋の中には一階の彼らなど足元に及ばないほどの本物の占い師がいるとのこと。それを教えてくれたのは、部屋の前の廊下で順番を待っていた女性です。
私も急に、その占い師の話を聴かなければならない、ここで話されることは重要なことだと感じて、女性の後ろに並んだのですが、その順番待ちのあいだにアラームが鳴って、目覚めてしまったのでした。残念。
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夢に出てくる人物は、大抵の場合、自身の内にいるさまざまな人格の擬人化したものとみなすことができます。
つまり、自分のチャートのどれかの惑星に該当するのですね。
これは実際に起きているときもそうですが、私たちが自身を表現するときも、誰かと出会っていくときも、すべての人間関係はチャートから紐解くことができます。
私のチャートには、月と火星と天王星のTスクエアがあります。月は木星と合、水星と60度であり、日常的にもフラフラと動きまわっていることが多いのですが、夢の中でも大抵フラフラと動きまわっています。というか静止している夢をほとんど見ません。
「うさんくさい男性の教祖」は、おそらく3ハウスの火星を指した、山羊座の月の感想でしょう。私の3ハウスの火星は大いにあることないことを喋りますが、山羊座の月はスクエアだけに、それを微妙な思いで感じています。しかし火星のほうが力が強いので、基本的には放置です。
彼が一階にいるのは、チャートの下段だからですね。ということは、二階にいる、私が話を聴きたい占い師は、8ハウスの終わり、ほぼ9ハウスの天王星です。
実はこの夢を見る前夜に、ザビエ氏の講座がありました。とても興味深いセミナーだったのですが、本編の内容は年明けに持ち越しとなったのです。
海外の先生からもたらされる新しい知識(9ハウスの天王星)が、障子がぴったりと閉じられて、順番待ちをしていたけれど、ついに聴くことができなかったという夢の中での動きに、そのまま表れていたといえるかもしれません。
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そんな感じで夢を紐解くのは、面白いですよ。タロットカードを読み解いていくような、無意識の世界との対話です。
興味のある人はぜひ25日から12日間の夢を記録して、2024年を紐解いてみてくださいね。
3月の横浜での占星術研究室では、これをテーマにやりますので、よかったら、こちらもぜひ。