関係性の闇と感情を動かすこと | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2日前に「現在は関係性の闇が浮上するときですよ」ということを書きましたが、それは山羊座冥王星期の終盤にあって、家父長制が崩壊しつつあることからやってきています。

 

ワンマン帝国が維持できない状態になりつつありますが、稀にその形がより強固に、更に深い闇に隠れるケースもあるかもしれません。

 

しかし大抵の場合は王族がギロチンにかけられたフランス革命のように、それまで権力と共に好き放題やってきたものは、白日の下にさらされるときですね。

 

現在のノード軸が牡羊座-天秤座にあり、それに冥王星がスクエアという配置にあぶり出される、もうひとつのテーマは「夫婦あるいは親子の関わり方やコミュニケーション」だと思います。

 

「ふたりの関係性」の牡羊座-天秤座に、山羊座が関わることで「上下の緊張感」が生じます。父を頂点する、古い家族の序列でもありますね。

 

その構造がすでに機能せず、序列や役割が形骸化されつつあるわけですが、しかしそれに代わる構造がないことの弊害が見受けられるように感じます。

 

夫婦が平等な力を持ち、平等なコミュニケーションをとるようでいながらも、役割としてどうしても家父長制的になってしまうといいますか。

 

結局のところ、家事はワンオペになったり。しかし仕事して稼いでいるのだから責任は果たしているとしたり。対話をしないで一方的に決めつけたり。思うようにならなければ、もう知らないと対話をやめしまったり。みんなで力を合わせることなく、それぞれが問題を抱え込んで、どうにかしようと奮闘したりですね。

 

そのような経験は、怒りや痛みや悲しみやあきらめを生じさせて、そしていま、それらの感情が強烈な激しく表出しやすいわけですね。

 

 

しかし強い感情は上手に使うことで、現実を変容させることができるもの。

 

ここで大事なことは、本当は何を求めて、この関係を始めたのか?ですね。夫婦であれば、どんなことを求めて、一緒にいることにしたのでしょう?

 

相手を罰するため?仕返しするため?どちらが正しいか証明するため?対話をあきらめて人生を放棄するため?

「一緒にしあわせになろう」と決めたときがあったのだとしたら、初心に立ち戻って、お互いの目標を再認識し、そのために何ができるのかを、ふたりでたっぷりと話し合い、アイデアを出し合って、トライするときです。協力すること、自分の意見を出すこと、相手の意見を聴くことですね。

 

「そんなことしたくない、変わりたくないし、何を言っても無駄」と感じるときは、あまりにも長いあいだ、怒りと悲しみを溜めこみ過ぎて、心がいっぱいになっているかもしれません。

 

その頑なになってしまったヴェールの下に隠された感情を認知して、しっかりと感じて味わうことが、前へ動き出すためには欠かせないでしょう。

 

感情はEmotion、すなわち外へ(Ex)、動かす(motion)ための動力源です。感じることをやめると、心は凪いでいられるようになりますが、同時に人生を前進させる気持ちも失われてしまうでしょう。

 

いま星たちは関係性を進化させるようにと、その内に隠されてきたものをつまびらかにしようとしています。

 

まもなく太陽も蠍座に入り、太陽・水星・火星と蠍座に揃う強く激しいシーズンが到来します。これらの星は他者を攻撃するためにも使えますが、そうすると戦争が激しくなるばかりですよね……。

 

力の扱い方が大切なときだと感じます。