2023年10月15日2:54という真夜中の天秤座の新月です。
日本では見られませんが日食の新月で、チャートでは2ハウスに星が集まるステリウムという状態。
2ハウスは所有の部屋なので一見「がっつりと儲けましょう!!」という時期のようにも感じられますが、天秤座を支配する金星が12ハウスにあり、ぴったりと土星と角度を作ることによって「無駄をなくすことができたら」とか「省エネすることで」とか「品数を絞ってコンパクトに美しく見せたら」といった条件がつきそうです。
天秤座に太陽・月・水星が、牡牛座に木星と天王星がそれぞれ入りますが、それらの星を支配するのが金星ですから、この条件の部分は大きいと思います。「誠実に、ひとつひとつ、丁寧に」することが大切ですね。
わびさびの世界とか、ミニマリズムとか、そんなイメージがありますが、それらは自然に任せてはだめで、丁寧にすることで成立する世界かと思います。
実際のところ、トレンド感がありながらも、見目麗しく、世界観がきちんと成立しているものは、どこへ行っても売れるときでしょう。
よそにはない魅力を持った、コンパクトに完成された無駄のない機能美。書くのは簡単ですが、アーティストの世界観だな~と感じます。
12ハウスはSNSやメディアを表してもいるので、そこで映えるもの、わかりやすいところにはエネルギーが流れていくでしょう。12ハウスはまた、隠れた敵を表しもするので、内側にうしろ暗いものを抱えていると暴露されてしまいます。
下手に嘘を重ねるよりも、誠実さが大事なときなのです。
いま、秋分からの流れを汲んで、基盤を整えなおしている企業や団体も多くあるでしょう。
そこで大事なことが、コンパクトな機能美と、嘘のない誠実さであるともいえますね。
リブランドするにも良いときでしょう。シンプルにわかりやすく、いまの時代に合った形を。
こだわりはあるけれど外しすぎず、シンプルだけど無機質になりすぎず、伝統は残すけれど新しさも融合して…という、絶妙なバランスを探ることを、まさに天秤座感覚を使って、やるのです。
アーティストが創り出す究極の美の体現は、誰もの琴線に触れる普遍性を持ちながらも、それでいてはっきりと作者の個性も際立つもの。
誰からも支持されると同時に「あの人の絵だ、あの人の曲だ、あの人の物語だ」と、パッと見た瞬間に存在が匂い立つわけです。
個性が立ち上がるけれど、他者とも自然な形でなじんでいくような。そのために心をひらいて自分を見せて、分かち合うことが、最初のカギとなるでしょう。
勇気を出して自分を見せていき、その反応で磨きをかけて、また分かち合う。
新しい経験を得るためのチャレンジをするときです。私とあなたで創り出す世界。
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