6月上旬から獅子座に滞在していた金星が、10月9日に乙女座へ移動します。11月8日までの一カ月間なので、通常の範囲内ですね。
獅子座の金星期が長かったわけです。金星としては異例の四ヶ月。
金星が獅子座に滞在していたあいだは、華やかな雰囲気が盛り上がる一方で、人間関係の難しさが浮き彫りになったり、牡牛座木星との絡みで値上げが相次いだり、木星が逆行して以降は隠されてきたスキャンダルが浮上したりと、金星の輝きの背後にある影……嘘や欲や虚栄心、嫉妬、見栄、虚飾、孤独といったものとの対比もあったと思います。
現在は金星を支配する牡牛座に木星と天王星が入っているので、その時々で金星が位置している星座のテーマがクローズアップされると同時に、そこに隠されてきたものを浮かび上がらせる傾向にありますね。
乙女座に金星がやってくると、途端に向かいの魚座に位置している逆行中の土星の洗礼を受けることになるでしょう。
後回しにしてきたこと、やり残してきたツケを払うときともいえますね。普段から何も負うところがなければ、問題ありません。土星は果たすべく義務と責任をしっかりと取らせようとするでしょう。
繊細な感受性を持つ乙女座の金星と土星が角度を作ることで、自信がなくなったり、自身の未熟さが気になったり、先のいろんなことが心配になったりすることもありそうです。
乙女座にはどうしても神経質になりやすい傾向がありますが、大事なことは手を動かして、実際に現場でやりながら調整することです。
やらずに心配するのではなく、やりながら修練を重ねて、改良し、未熟なところを少しずつ成熟させていくことが、健全にこの星を活かす方法といえるかもしれません。
そしてそれでも自信が持てず、不安なときは、しっかりとその感情を味わい尽くすこと……嘆いて、泣いて、無力感を感じきることですね。
感情はいっときのあいだ、嵐のように心の中を吹き抜けていき、そしてその後に静謐で清らかな感覚を取り戻させてくれます。
整理整頓・断捨離にぴったりの乙女座の金星は、心の中を片付けるにもぴったりですね。
インスタのほうに、お先に金星乙女座アップしてますので、よかったら合わせてお読みくださいね。
