またしても旅の記録なのですが、なかなか縁起の良い写真が多いのでシェアしてみたいと思います。
出かけてきましたのは、宮城県石巻市の金華山。島全体が古くからの信仰の地であり「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」といわれる地であります。
行きたいな~と思いつつ、のびのびになっていたところ「三年連続で行こうではないか」という旅仲間も確保できたので、出かけてきました。
金華山への道中は仙台から車で2時間弱ぐらいでしょうか。石巻市から更に半島の先端にある鮎川港まで向かいます。そこからは船で渡るのですが、フェリーの定期便は週末の特定の時間しか出航していないので、それ以外のときは水上タクシーで向かうことになります。
小型の水上タクシーは、まあまあ揺れますが、乗船時間が短く、15分弱で到着できました。
ここへ向かう途中の航路から、海がキラキラと輝いて「ものすごく清浄なところへ向かっている…!!」ということが感じられます。なるほど、これが古来の信仰の土地の由来だなと。
金華山に到着すると、黄金山神社の方が車でお迎えに来てくれました。今回は神社の参集殿に参籠(おこもり)して、神域でたっぷりと過ごしたのです。
参集殿の建物は決して新しくはありませんが、お手入れされた広々とした和室で、トイレや洗面所は共同ですが、窓を開けると海が見えるオーシャンビュー。
この日は私たちの他には、男性2人組しかいなかったので(これが東京の有名な実業家の方々だったのですが…)気兼ねなくのびのびと過ごすことができました。
部屋に荷物を置いて、早速、神社へお参りです。
夕暮れのゴールデンタイムで、どこもかしこも、キラッキラ。
太陽がまっすぐと本殿へと降りそそぎ「おお、これぞ、金華山!!」と、あまりの心地よさに、境内でぼんやりと過ごしました。
恵比寿&大国もおります。
島のそこかしこに、神のお使いである鹿がいます。猿もたくさんいて、鳴き声が響き渡ります。
夕方に潔斎(お風呂)して、夕食は大広間でいただきました。精進料理かな?と思っていたのですが、お刺身、鯨のルイベ(鮎川港は鯨が有名)、焼き海老、海老グラタンに、お銚子までついて、なかなか豪勢。
夕食後に真っ暗な島をまたお散歩しましたが、夜風が絹のようにとろんとして、ものすごく心地よく、その日はあっという間に眠りに落ちてしまいました。
翌朝は祈祷殿に集まって「一番大護摩祈祷」を受けます。神職の方々による祝詞奏上や護摩焚き、巫女舞もあり、その上で個々のご祈祷もしていただいて、ものすごく素敵な体験でした。
金華山黄金山神社は、平安時代から金が算出されたようです。その後の神仏習合時代は金華山大金寺として弁財天をお祀りして、おおいに栄えたとのこと。
現在は東日本大震災とその後に襲った台風の影響で、かなりの打撃を受けておりますが、島全体が霊山としての波動に満ち満ちていることが感じられて、夢のような時間でした。なんだか蓬莱山に行っていたかのようなトリップ感。
また来年も伺いたいと思います。3年連続+御礼参りをしたいな~!!