個人の出生図は死後も働き続ける | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

個人の出生図は死後も働き続けます。

 

作家の作品が亡くなってから、何年も経ってから映画化されたり、特集が組まれて脚光を浴びたりするときは、必ずトランジットの惑星が個人の出生図と何かしらの角度を作っているのを見出すことができるでしょう。

 

ということでジャニー喜多川氏のチャートです。

 


こちらはジャニーズの記者会見があった9月7日のチャート。



2枚を重ねるとこんな感じです。内側がジャニー喜多川氏です。
 

 

パッと見て最初に目につくのがジャニー氏の太陽天秤座28度。会見時の冥王星が山羊座28度にあって、ぴったりとスクエア。


太陽に対する冥王星のトランジットは、ある種の「逃れることのできない強制的な変容」であり、その際、その人の内にあるすべてが紐解かれることになります。

 

太陽はその人の中心にあるキャラクターであり、周囲に見せているパーソナリティとしてのイメージでもありますが、それが変容するということでもありますね。

 

冥王星は秘密、力、隠されたものと関係し、またそれらに干渉して強制的に暴露させることのできる唯一の惑星ともいえます。

 

ジャニー氏の太陽天秤座の支配星は金星ですが、蠍座10度に位置しています。火星もまた蠍座にあり、魚座の月、蟹座の冥王星と共にグランドトラインを形成していますね。水の星座は水商売に向いていますが、それはすなわち芸能との相性の良さを示してもいます。

 

そのグランドトラインに相対する形で、現在のトランジットの天王星・海王星・冥王星がこぞって働きかけています。トランスサタニアン天体の影響から個人は逃れられないだけでなく「公化」させもしますね。

 

さらにそこにトランジットの木星も加わるので、変容と揺さぶりのパワーが拡大している状態です。トランジット木星は現在、逆行していますから、法に触れているものを明らかにします。アンモラルを暴き出して、スキャンダルをもたらすのは、逆行の木星です。

 

ジャニーズに限らず、あらゆる組織や地域、個人の隠されてきた側面が暴かれていくというのが、現在の星の配置なんですね。

 

トランスサタニアン天体、特に冥王星が関わっているときは、その変容を中途半端に終わらせることはできません。半端な変容は「脱皮に失敗した虫」のように、何者にもなれずに死んでしまいます。

 

冥王星がやってきたとき、私たちにできることがあるとしたら、諸手をあげて、真実を明らかにするのみです。

 

どんな欲望があり、虚栄心があり、どうやって生き延びようとしたのか。そこに嘘をついたり、隠したりしても、容赦なく暴露されることになるでしょう。

 

これからまだまだ明らかとなる事実があり、システムを大変容するために、時間がかかりそうな感じがあります。

 

冥王星がやってきたときは、速やかに脱皮に協力すること…すなわち、自身の内にあるものをすべて解体するにまかせるしかないといえます。