9月23日15:51に太陽が秋分点を通過して、秋の季節が始まります
8ハウスに位置する太陽の真向かいに海王星が、120度に冥王星があって『変容の秋』というムードが満ち満ちているのを感じます。
明るく華やかで活気のある雰囲気の背後で、何かがゆっくり、じっくりと変わりつつあるとき。
個人天体は毎日を忙しく、やることを次々と増やしていき、楽しい遊びや交流も盛んにおこなわれるでしょう。
それに対する世代天体たちは、これまでとは異なる価値観やシステムを取り入れるように、社会と個人に要請しているようです。
しかし、その変化はゆっくりと慎重におこなわれていきます。
そのため個人の感覚においても「何か変わろうとしている。あるいは変わりたい。でもどうやって? 何から?」という感じがあるかもしれません。
移行の最中にあることは感じられたとしても、太陽の真向かいの海王星や進行している魚座の土星が、どうもぼんやりとさせるため、その方向性がはっきりとつかみづらいのでしょう。
しかし、いずれ、そう遠くない将来に霧が晴れて、すべてがクリアになり、進む道がはっきりと見えてくるはずです。
なので、その輪郭が見えないことに焦ることはありません。いまはすべての閉じられていた可能性を解き放つために、一時的にぼんやりとしやすいときです。
この秋は人との関係の中で喜びを見出し、共に創り出していき、同時に葛藤を味わうことがたびたびありそうです。
私たちは依然として、それぞれの個性の自由を認め合いながら、共同体を構築していく過程にあります。
そのため、この秋はコミュニケーションが大事なキーポイント。自分をひらいて正直に表現することと、相手の思いを受け止めること。
そこにあるものがなんであれ、まるっと受け入れていくというのは、金星の本質(無条件の愛)ですが、それを自身と他者に向けていくには、訓練が必要でもありますね。
社会やコミュニティでのルールに従いながら、自由な表現をどこまで許容し合っていくのかというのは、これから先に私たちが見出していく課題ともいえます。
まずはそれを家族や友人のあいだ、身近なコミュニティの中から始めていく秋。
愛のあるところに、葛藤がある。そんな秋のはじまりです。